夜踊るルーティーンがエスカレートして大型ミラーを自作した話

　2011年5月から続けてきた趣味のジャズダンスサークルをクローズしました。運営：自分、参加：自分、講師：うちの子どもたちのバレエ・ジャズダンスの先生にお願いしていたもの。
　緊急事態宣言で4~5月はオンラインレッスンも行っていたものの旧来の参加メンバーもみな事情が変わり、9年間の幕を閉じました。そして職場もほぼ休業だった2ヶ月で、まさしくコロナ太り。「きをつけ」すると腕が体につかず浮いている。お腹に力を入れても1ミリも引っ込まない。体重計は怖くて乗れない。ふざけてセーラー服を着ようとしたらまったく着られなかった！このままじゃいけない。そして私はまた踊り始めたのです。

アラフィフ母が夜踊る

YouTubeでトレーニングやダンス動画を探り、このへんから始めました。

Marina Takewaki

조싀앤바믜 Josh & Bamui

　たけまりさんは”飛ばないHITトレーニング”系をただただ楽しく。振りは難しくないけど持続がキツイ動きが多い。
　Josh&Bamuiは2週間で10キロ痩せる！「HAND CLAP」がバズった韓国の人たちですが、住宅事情的になるべく飛ばない「BAD GUY」をやり始めました。

　上のズンバはポーランドの人の動画で、後ろのほうで自由に踊ってるマダムたちがかわいくもあり、あれが己の姿だと戒めながら。ていうか…今までオンラインレッスンも、動画見ながら踊るときもPCやスマホだったけど、テレビの大画面で見てやると一体感あってめっちゃ楽しいじゃん…！　

　現在は、Josh&Bamuiは引き続き「BAD GUY」＋それ以外のK-POPのダンスを毎日3～4本。それと新たに、

オガトレ

IKE&LILY's Dance Labo

　オガトレはNiziUとかに合わせて音ゲーでトレーニング。そして前からずっと社交ダンスの「ジャイブ」に憧れていたのもあり、IKE&LILYのステップのレッスン動画と、ジャイブで「HAND CLAP」。初めのうちフリックするときバランスを崩したりしていたけど、今はだいぶ安定しました。

　そんな夜な夜なダンス生活も2ヶ月経過。両腕を頭上に上げたときに耳にぴったりと腕がつくし、お腹に力を入れるとそれなりに引っ込むように。セーラー服も着られるかも？

　それより何よりダンスをしっかり踊りたい。それにはやはり鏡で確認したい。全身＋ダンスの動きも入るサイズでと考えると、普通に買ったら5万コース。
　しかもテレビでYouTubeを見ながら踊るので、テレビの背後あたりに置きたいけど、普通に脚のついた鏡の設置はスペース的に難しい。貼るタイプにしても、テレビ背面の壁には配線もあるし柱と壁で段差があって強度が不安。窓ガラスを正面にして踊ることができれば、夜にはそれだけで窓が鏡になるし、ガラスにミラーシールを貼るのがいちばん手っ取り早いのだけどテレビの位置を動かせない。PCやスマホでYouTube見ながら踊るのはかなりパフォーマンスが落ちるので、テレビは譲れないから…

じゃあもう軽くてデカい鏡を作りましょう！

　ミラーとしてのクオリティはさほど求めないから、テレビと壁の間に差し込んで使えるよう、何か軽くてしっかりしている土台にミラーシールかミラーシートを貼ってデカい鏡を作ってしまえばいい！　大きさを考えると、ロール状で売っているシールより厚みのあるシートのほうが貼るときに失敗がないだろうと選んだのがこれ。

・Isdy 割れない鏡（アクリル製・30㎝×30㎝・厚さ1㎜）4枚入り×3セット　4,560円

土台はプラダン（プラスチック段ボール）にした。

・プラダンシート白　30㎝×45㎝　厚さ5ミリ　10枚入り　2,500円

まずプラダンを6枚、養生テープでつないだ。

　このプラダンにミラーシートを貼っていく。思った以上に簡単！　ミラーの保護フィルムをはがせば完成。ミラーが1角足りていないけどほぼ90㎝×90㎝。かなり大きい。

ミラーシート＋プラダンで大型ミラーを自作できた

　いざ設置してみると、プラダンの継ぎ目の部分でミラーに角度がついてしまい、至近距離ならば正確に映るけど少し離れるとなんか万華鏡みたいになってしまう。悪夢みたい。角度がつかないよう、あまったプラダンを裏から貼って補強することで万華鏡現象は改善できました。

材料費：ミラーシート＋プラダン＋養生テープ＝7,170円

　ガラス製の鏡の1/7ほどのコストで「鏡っぽいもの」はできました。実際にダンスをしてみると、大体の動きの確認はできる。が、やはりアクリルなので歪みが出る。あくまでも鏡っぽいものとしか言えない。映る面によって「こんなに痩せてる？」「こんなにデブ！？」と秒で一喜一憂。

このミラーにはあまり頼れない私が次にすべきことは、ダンス動画を撮る・鏡のある貸しスタジオを定期的に使う・おうちにもうちょっとマシなダンススペースを作るの3つ！　何を目指しているのかは、自分でもわからない。