悲しいタイトルの曲を集めてしまう私の悲しみ劇場

　猫を失ってからベランダの竹としゃべるようになったじゅんぷうです。この悲しみをどうすりゃいいの？

　あえて重く悲しいドラマを見て自分にさらに悲しみを与えているということを前回書きました。

　
『ミスター・サンシャイン』はまだまだ引きずりそう。メンタル次第で2周目に突入するかもしれません。

　悲しみに悲しみを与えるという作業、音楽も同じくです。
　これが不思議なもので、どういうわけかタイトルそのものに呪縛されてしまいました。タイトルにズバリ「悲しみ」「悲しい」「哀しみ」などが入っている楽曲たちばかりが頭の中をぐるぐるしているんです。それもほぼ昭和の。
 
　基本的に歌謡曲・ポップスで悲しみといったら失恋とか破局とか恋愛での感情なわけで、悲しみの種類はまったく違うのですがそんなことは関係なく、次々に心の中で一節歌っては「これはなんか違う」「これは言うほど悲しくない」とか査定するというバカバカしいような作業も、悲しみ浄化のためのセルフメンタルケアなんですきっと。

　というわけで。

自分の悲しみとシンクロした悲しみタイトルソングベスト10

①悲しみ２ヤング｜田原俊彦

「こんなはずじゃ　なかったよね」
いきなり悔恨のフレーズで始まる
終わった夏の名曲。
今の私の悲しみとは
完全に世界線が違うのですが
悲しみといったら２ヤング。
じゅんぷうが選ぶトシちゃん楽曲
ベスト５に入ります。
これぞ傷つく青春。

トシちゃんも言ってます…
＜Oh,Baby.I can't say Good-bye＞と。

②悲しみにさよなら｜安全地帯

今の心情的には
悲しみにさよならしたくないのですが
リリース当時、心をグッとつかまれた
間違いのない名曲。
メロディも歌唱も歌詞も…
「泣かないでひとりで」の歌い出しから
やさしさにただただ泣けます。

③悲しみがとまらない｜杏里

これも「夜ヒット」からの映像になっちゃいましたが
タイトルでいったらこれこれ、これです！
悲しみがとまらない状態です！
大ヒットした『CAT'S EYE』😿の次のシングル。
『悲しみにさよなら』同様、サビ始まり。
ちょっとモータウン調のおしゃれな曲だなーと思ってました。
詞の内容はいわよるよくある話、だけどドラマチック。
意味は違うけど「彼を返して」😿

④悲しみは雪のように｜浜田省吾

これほんと失礼なことに
好きでもなんでもないのですが
「悲しみが雪のように降り積もる」
シンクロニシティだけでここにいます。
そうは言ってもよく耳にしてたし
いい歌だとは思うし歌えるんですけどね。
この曲が主題歌だったドラマ
『愛という名のもとに』も見てました
（江口洋介が好きで…）。

⑤悲しい気持ち｜桑田佳祐

この「夜ヒット」映像、
桑田さんの後ろのダンサーのいちばん左は
振付師の南流石さん、
センターは寺脇康文さんなんです！
明るくてポップな曲なのに妙に悲しい、
やっぱりこの方天才ですね。

⑥哀しみのボート｜松田聖子

作詞：松本隆
作曲：大久保薫
1999年の楽曲ですが
松本先生とともに
聖子ちゃんに数々の名曲を提供してきた
大村雅朗さんへのリスペクトでは
なかろうかというような美しい曲。
サビの「哀しみのボートで」の
聖子ちゃんの高音で泣きます。

⑦悲しみモニュメント｜南野陽子

『スケバン刑事Ⅱ　少女鉄仮面伝説』主題歌。
鉄仮面に顔を奪われ、
何の因果かマッポの手先となった
孤独な少女の悲壮感も
こんなふうにアイドルソングに表現できるんですね。

⑧悲しみのロージー｜ザ・クロマニヨンズ

タイトルを見たときは
ローリングストーンズ「悲しみのアンジー」への
オマージュ？　と思ったけど
ブルーハーツ時代の「チェルノブイリ」や
ポリスの「ロクサーヌ」っぽくて
やさぐれカッコいい、乾いた悲しみ。

⑨悲しみを拾って｜ちあきなおみ

ちあきなおみ。
歌手というか女優というか
どこで何を歌おうと
それは「ちあきなおみ劇場」なのです。
この方の表現する世界は
いつもただならぬ情感を帯びています。

⑩哀しみ本線日本海｜森昌子

救いのない怒涛の悲しみって
こういうことかしら。
どっぷり悲しみに浸かるにはこれ。
「わたし今『哀しみ本線日本海』なの」
って言いたい。

　UAの『悲しみジョニー』、T-BOLAN『悲しみが痛いよ』も入れたかったところです。もう少し、気分が変わってきたらモト冬樹さんの『悲しみはヅラで飛ばせ』も。

　私の悲しみ劇場、まだまだ続きそうです。