見出し画像

気の流れを感じて帆船のように前へ進む力に変える方法について

気の流れを感じることについて話してみたい。

気の流れとは、あなたの心の中を流れる「風」や「波動」のようなものだと思って欲しい。
思って欲しいというのは、気の流れが存在するかどうかではなく、まず想像して欲しいからだ。

感性豊かなら、感じてみて欲しい。
理性的なら、思いを巡らせて欲しい。
身体全体で、感覚をつかむのもいいだろう。

この気の流れを想像できたなら、気の流れを操る方法についても、想像して欲しい。
気の流れとは、あなたの人生の流れだと言い換えても良い。
その流れはあなたの内と外と問わず360度隈なく流れている。

時には激しく吹きつける横風のように、進んでいる道をそらされてしまうこともあるだろう。
「気」が真正面から後ろへと流れ、あなたの人生と逆向きだったら、その勢いがいくら弱くても苦しいし、不安になり、止んで欲しいと思うだろう。

反対に「気」が後ろから前へと流れる人生の追い風、順風だったら、その勢いが心地よく感じられ、もっと強くなって欲しい、ずっと続いて欲しいと願うだろう。

当然のことである。
人は誰しも楽しくて、面白くて、気持ち良いことを好むのだ。
それでいい。

楽しくて、面白くて、気持ち良いことを原動力にして、人は成長できるし、生きていくことができ、その時に人生の意義を素直に感じることができるから。

幸せや成功をつかむには、順風にうまく乗る秘訣を知っていることが重要だし、それは、それほど難しいことではない。

では、気の流れが、あなたの人生の進路をそらしたり、逆風のように抵抗する時は、どうしたら良いのだろうか。

人生において、往々にして感じるのは、順風ではなくて逆風である。
人生は辛いのである。
人生は苦しいのである。

そして、あなたは、私達は、この人生を生きていかなければならないのだ。
その時、逆風に耐える力が人生の成果に大きく影響を及ぼすはずだ。
おそらくこの逆風をなんとかしたいと考えるに違いない。

ここでひとつ提案をしたい。
逆風に耐える人生というのは消耗するだけである。
そこで逆風を逆風だと感じている自分を変えてみては、どうか、と。

先ほど逆風に耐える力の話をしたが、逆風を生かす生き方をしてみては、どうか、と言うのである。

帆船を思い出して欲しい。
帆船とは、帆を広げて風を受けて、その力で進む船のことである。

その時、帆船は追い風を受けて進むだけではない。
向かい風をも利用して進むのだ。
そう、逆風を前に進む力に変えているのだ。

これこそ、気の流れを感じ取とる瞬間である。
人生の逆風を余計なものと思っているうちは、文字通り邪魔なものでしかない。

ところが、多くの成功者は、失敗の中にこそ成功の源を見つけ再起している。
逆境におかれた人間ほど強くなり、生きていくすべをそこから学んでいるのである。

偉大な業績を残した人の中には、なぜか片親だったり、両親がいなかったりする環境で育った人が多いという。
この成功の要因は正確なことは分かっていない。

しかし、向かい風を前進する力に変える知恵を持っている人間が大きな業績を残せることは、容易に想像できるだろう。

そして、あなたも私もこの仲間に入ることが重要なのである。
入りたくなければ、別に入らなければならない理由はない。

しかし、その時、逆風を逆風としか感じられず、苦痛を苦痛として、ずっと耐えるだけの人生を選択することになる。

人生は自分で選ぶことができないことも多い。
ところが、あなたの人生は誰に強制されたものでもない。

人生を自分自身で、自分の力が及ばないものにしてしまってはいないだろうか?
向かい風が吹いている時、自分はついていないと感じるだけしかせず、滅入ってしまい被害者意識にとらわれていないだろうか?

それは、自分自身の人生を生きていない人の思考である。
自分ではどうしようもないことに意識の中心を置くのではなく、あなた自身がコントロールできること、自分が主体性を発揮できるところ、つまりあなたの「物事のとらえ方」に意識を置いた時、向かい風を前へ進む力に変える方法に気づくのである。

一見すると少ない選択肢しかなかったはずの現実の中に、無限の可能性をつかみとる選択肢をそこに見つけ出すことができるようになるはずだ。

その時、自分の人生を生きることができなかった自分が、自分の人生を取り戻すことができるようになる。

これから先の人生で逆境に直面した時に、無力感の中で自己嫌悪を感じ、逆風を逆風と感じるだけで生きていくのか、本来の意義ある人生を、あなただけのものにするのか、決めるのはあなたの自由だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?