第4回目:「セリフ」を考えよう!
どうも、潤歌です。
なんだかんだ4回目ですね。
三日坊主になりがちな私がよく続いているなぁと自分で感心しています(笑)
さて、今回はアニラジでよく募集される「セリフ」について書こうと思います。
ちなみに、主に1人がセリフを言う場合の説明になります。
フォロワーさんとお話しする際、よく「どう考えてるんですか!?」と言われるので、私なりの考え方を言語化してみました。
番組やパーソナリティによっても変わるし、感覚的な部分もありますが、参考になればと思います。
あ、画像は以前推しのラジオに送って採用されなかった設定とセリフです。
メガネキャラってのが指定だったのでふざけましたね…(笑)
セリフの種類
王道のセリフコーナー
ネタセリフ(大喜利・改造系)
ジングル
シチュエーションだけ募集する
主にこの4種類に分類されるかと思います。
それぞれどんな感じのものか説明しますね。
王道のセリフコーナー
文字通り、セリフコーナーです。
方向性は番組によって様々ですが、大抵はリスナーが考えたセリフを読むパターンが多いかと思います。
私はこのパターンが一番考えやすいです。
ネタセリフ(大喜利・改造系)
お題のセリフにチョイ足しして改造するパターンや、セリフ大喜利パターンなど、王道とはちょっと違う頭を使うセリフです。
個人的には考えるのは得意じゃないけど、聴いてて楽しいコーナーです(笑)
ジングル
番組の間で流れるアイキャッチ的なものですね。
番組によってはここも募集しています。
ちばナイやてらしーの生放送などが募集しているので、思いついたら送っています。
シチュエーションだけ募集する
今回のお話からはちょっと外れてしまいますが、お題のセリフがあって、そのセリフをどう言ってもらうかだけを募集するパターンがあります。
これも一種のセリフの種類かなと思って入れてみました。
この場合の考え方としては、王道パターンのシチュエーションもあれば、とんでもない方向の大喜利シチュエーションもあって、何でもありだと思っています(笑)
とまぁ、こんな感じです。
じゃあ、どうやってセリフって考えてるの!?という本題に入ります。
セリフを考えるうえで気を付けているところ
実際にセリフを考える前に、共通して気を付けていることについて説明します。
私の場合は以下4つについて気を付けています。
長くなりすぎない
ネガティブな感情にならないようにする
連想ゲームをする
隙間産業をする
長くなりすぎない
私が最も気にしているところです。
大体3~4文ぐらい。時間にすると15~20秒ぐらいでしょうか?
せっかく素敵なセリフでも長すぎて使えない…ってことにはしたくないので、そのあたりは結構気を付けて作っていますね。
ちなみに、掛け合いセリフを考える場合はこの限りではありませんが、話すと長くなるので、また別の機会にでも…。
ネガティブな感情にならないようにする
当たり前のことなんですけど、人を傷つけたり、悲しくなったり、ネガティブな感情にならないようにしています。
お題で求められた場合はその限りではありませんが、聴いてポジティブな感情が持てるセリフを考えるようにしています。
連想ゲームをする
これは気を付けているというより、考え方の話ですね。
あまりにもお題や番組の雰囲気から外れすぎてしまうのもなぁと思って、連想ゲームをしています。
いっぱい考えているとネタが尽きてしまったり、似たような感じになってしまうので、連想ゲームをすることで意外と面白いものが思いついたりするかもしれませんよ?
隙間産業をする
これって結構大切なことだと思っています。
万人が考えられることってネタ被りするんですもの!
なので、人と少し違う視点をもってセリフのアイディア出しをしています。
このおかげで個人的には採用されやすいように感じます。
「そのシチュエーション思いつかなかった!」と思わせたらこっちの勝ちです(?)
さて、これらを踏まえて考え方を解説していきますね。
セリフの基本の考え方
大前提として「この人のこんなキャラを聴いてみたい!」や「このセリフを言ってもらいたい!」という想いがあったうえで、以下の要素を考えています。
シチュエーション
登場人物
キャラクター性
どれか1つが指定されている場合もありますが、そこから自由に発想して考えています。
シチュエーション
言わずもがな、そのセリフの場面ですね。
例えば、『学校』という場所でも色んなシチュエーションが考えられますよね?
授業中、放課後、休み時間、教室、体育館裏、運動会や文化祭、卒業式などなど…。
こういった場所や場面から考えます。
このセリフをどんな状況で言っているのかが想像できると、演じる側もやりやすいですしね!
登場人物
セリフを言う人はもちろん、相手がいたり、周りに何人かいたりするかと思います。
その人たちがどんな人物で、セリフを言う人とどんな関係性なのか、ざっくりでいいので考えておくとセリフに深みが増します。
キャラクター性
セリフを言う人がどんな人柄なのか、キャラクター性を作ります。
同じセリフでもキャラが違えば言い方が変わるので、セリフの考えやすさにも繋がります。
例えば「ありがとう」というセリフでも、
明るい子:「ホントありがとな!」
丁寧な子:「ありがとうございます。」
素直じゃない子:「あ…ありがとう……やっぱ何でもない!!」
のように、語尾や言い方が結構変わってきます。
なので、大まかにでもキャラクター性を考えておくと、セリフの考えやすさが変わってきます!
大体こんなもんですかね?
私の場合、お芝居をやっていたのもあって、こういった要素からヒントを得てセリフを練っています。
おそらく"書き手"というより、"演じ手"の視点でセリフを考えているのではないかと思います。
ネタセリフの基本の考え方
…と書いてみたものの、私もそこまで得意じゃなかったりします(苦笑)
王道とは違って、「これ言ってもらったら面白い!」という想いが強くなります。
お題のセリフにチョイ足しパターンであれば、元のお題の要素を活かしたり消したりしながら、面白くなるようにします。
大喜利パターンであれば…お題の人が言わなそうなセリフを面白くなるように考えます。
正直私もこれに関しては、最適解を見出していないのでこれ以上のことが言えませんが、まぁとにかく面白くなりそうなものをひたすらに投げるようにしています。
基本の考え方というより、もはや精神論…(笑)
ジングルの基本の考え方
ジングルは先ほどもチラリと書いた通り、「アイキャッチ」的なもの。
なので、「セリフの最後に番組名を入れる」という要素が加わります。
番組によっては番組名をあらかじめ録音している場合がありますが、大抵はセリフ+番組名で構成されています。
あとはセリフの基本の考え方と一緒です。
長すぎずにその番組やパーソナリティっぽい要素も入れつつ、考えるようにしていますかね。
時事ネタを入れやすいので、「今日は何の日?」なども活用して考えるようにしています。
番組によっては思ったより長尺でも使ってもらえたりしますが、そのあたりは番組の雰囲気に合わせるといいと思います。
とまぁ、ここまでなんとなく説明してきましたが、実際のセリフを見た方がもっとわかりやすいですよね?
ということで、実践的にセリフを考えてみました!
王道セリフコーナー ~実践編~
お題『文化祭』でイケメンなセリフを考えてみましょう!
まずは、『文化祭』から思い付くおおまかなシチュエーションを考えます。
準備期間・クラスの出し物・部活・後夜祭・模擬店めぐりなど…。
今回は『準備期間』を選びました!
次に『準備期間』から連想されるキャラクターや細かいシチュエーションを決めます。
ここで登場人物やキャラクター性も一緒に決めていきます。
準備期間なので、残って作業している。
イケメンなセリフ=セリフを言うのは男子。
ってことは彼女と一緒にいたら考えやすい!
…というような思考回路から
『明日から文化祭。彼氏彼女の関係の2人で残って準備をしている場面』
という細かい部分を決めました。
え?ざっくりしてるって?これでもいいんです!(笑)
さて、ここからセリフを考えます。
明日から文化祭なら男子は彼女と一緒に回りたいよなー。
もしまだ誘えてなかったらここで誘うしかないでしょ!
みたいなノリと勢いの思考で考えたセリフがこちら
おわかりですか?
私の考えるセリフって、思ったより中身ないんです!(笑)
ただ、この短いセリフの中から、
「文化祭の前日であること」
「彼女を誘いたい彼」
「文化祭準備を頑張ってきた人柄の良さ(?)」
が含まれていることがわかります。
また、詳しく書かないことによって、演じ手の自由さを作っているのもあります。
ネタセリフコーナー ~実践編~
前置きしておきます!
私はネタ系のセリフが得意ではないので、考え方とかどういった感じの雰囲気かだけお伝えしますね!!!!!
お題「別に嬉しくなんてないんだからね!」にチョイ足しするセリフ改造系で作ってみましょう。
元々のセリフがツンデレ。
ツンデレの逆は?真面目かな…?
真面目な人がこのセリフをどうやって解釈するんだろうな…なんてことを考えつつ、作ったセリフがこちら!
…面白みの欠片もなかった…(苦笑)
私がネタ系のセリフを得意としていないのがお分かりいただけたところで…。
実際にこういうコーナーを聴いて、読まれている方のセリフを分析した方が勉強になると思います!!!
ジングルコーナー ~実践編~
お題がない状態でジングルを考えてみましょう。
お題がないということは、自分でイチから作る必要があります。
こういう時に使えるのが『時事ネタ』!
今は暦の上では秋なので、『○○の秋』をテーマに考えてみたいと思います。
ってことで、考えたジングルセリフがこちら!
秋詰め込んだな…(笑)
食欲の秋は食べ過ぎてしまうので、運動するように鼓舞してもらうって感じのセリフです。
キャラクターというより、パーソナリティ本人に言われているようなセリフの言い回しにしたいなと思って考えることが多いです。
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか?
感覚的な部分も多かったかと思いますが、参考になりましたでしょうか?
改めて私のセリフはノリと勢いで考えていることの方が多いんだなと認識しました(笑)
感覚でやっていることを言語化するのって難しいですね。
ネタセリフは私も一緒に精進していきたいと思います…!
何はともあれ、共通して言えることは、
他人が考えたセリフを分析したり、作品を見て蓄積したり、
実際に自分の生活の中で使えそうな場面をストックしたり…
そういう経験をして、引き出しを増やしておくことが大切です!
あと「適切な長さ」!
これは実際に声に出して読んでみて、タイムを計ると感覚がつかめるかと思います。
そして、何よりも「この人の声でこのセリフが聴きたい!」が原動力になると思うので、色々挑戦してみてください!
ということで、今回もお付き合いいただきましてありがとうございます!
少しでも参考になっていたら幸いです。
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次回は…考えてなかった…!
ゲスト宛のメールとかその辺のこと書きましょうかね!
書いてほしいことも随時募集しているので、お気軽にコメントやリプ、質問箱に送ってくださーい!
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