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求人広告③(体が悲鳴をあげる)

リクルートの出向社員が上司で、これが中々ぶっ飛んでる。「名刺を毎日100枚集めてこい!」…これがノルマである。

受注をして原稿作成や確認で忙しくても、名刺を100枚集められなければ狂ったように怒る。これを守ろうとして忙しさに負け、凡ミスから原稿料を自腹で全額弁償する事もあった。この全額自腹事故でアドバイスを求めても「自分で何とかせぇ!」以外は言わない。どうすれば良いか分からず、自腹で弁償した。

「こいつはアカン」と思い、何を言われようが名刺集めは止めた。おかげで成績は少しずつ上がった。求人広告の掲載を受注するのが仕事なのに、名刺集めが仕事になっているから結果なんて出ない。ちなみに、名刺集めで伺った企業さんから受注なんて1件も無かった。

毎日、10時~20時まで外回り営業をがんばった。嫌な事だらけでも基本的に真面目だから、ひたすらがんばった。資料だけで30kgほど、午前中はたくさんの資料が残っているから重い。

そのがんばりの結果、左膝の靭帯が伸びて歩けなくなりました。会社へ行くのも地獄、会社へ着いても苦手な電話営業ばかりになり地獄、外へ無理して出ても休んでばかりで苦痛ばかり。

結局、ここも長続きしませんでした。

「歩合」や「あなたの頑張りしだい」と記載の企業はプライベートが一切いらなければお薦めします。でも、体を壊しても助けてはくれません。「アットホーム」も危険なワードです。土日も含めて365日、会社の人と過ごす覚悟があれば大丈夫です。「基本給に残業代30時間込み」とか記載の企業、いかにして安く長い時間で働かせるかばかり考えているところは多いです。最後に掲載頻度が多い企業、辞める人が多い職場である可能性は高いです。

転職は慎重に…。

※約20年前の話しです。

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