コールセンター⑤(燃え尽きました)

現場のSVだとシフト勤務の確率が高くなります。休みの日もシフト変更で急に仕事となるのは当たり前でした。そうなると、徐々に誰とも会わなくなっていきます。平日が休みというだけでも友達との接点は減っていくのに、シフト変更で予定が飛ぶと誰も会ってくれなくなります。彼女もいなかったので、いつも1人でした。プライベートで友達と会えるのは年に3日あったかどうか…。

仕事は苦情対応も多かったので、定期的に日本語を聞くのが苦痛になる事もありました。言葉の意味を分かりたくないので年に2回は海外旅行をしていました。もちろん1人で。

コールセンターの会社を一度変えたのですが、転職先の親会社がコールセンター事業を売却してしまいました。しかも、前職の会社に。
課長以上は1人を残して全員辞めていきました。残った1人は降格を毎年する事で平社員まで落ちていきます。事業もたいした利益が見込めない物は無くなっていきました。バイトさんもどんどん辞めていきます。

買収されると残るのも地獄です。リストラを進める為のパワハラが横行。完全防音の部屋に入れて怒鳴りつけている取締役の声が扉から漏れる、漏れる。防音ちゃうんかい!ってツッコミながら酷い事してるなと思いました。やっぱり日本企業は昭和で止まっている。企業規模が大きい程、下僕根性が無いと厳しいと思う。定年まであと少しだからと我慢する課長さん、仕事無いからと朝から寝る社員さん、部屋の隅に追いやられて雑誌を読む部長さん。下請けは働け、自分達(元請け)は休め、結果的に敵ばかりを作って破綻する元請け企業。

上記の実話はこの10年以内に見てきたものです。コールセンターを通じて様々な企業を見てきましたが、何かしら変だと思う箇所は絶対に出てきます。耐えて何かを吸収するか、さっさと新しい職場を探すか、問題なく馴染めるかは上司しだいです。今はインターンシップなんて有難い制度があります。積極的に社内を見てから職場を決められると良いですね。

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