見出し画像

釣りガール降臨

釣りガール(★★★☆☆)

生態域:海・川・湖

種別:女子(20歳〜35歳)

装備:アウトドアブランドで派手な色使い ピカピカの釣り道具 軽装 男を虜にする香水 サングラス(かけると一瞬で本格派をかもす)

得意技:おじさんを「お兄さん」と呼ぶ。

防御力:たっぷりの日焼け止め。魚臭さから守る為の香水。

成り立ち:山ガール等アウトドア活発系からの波及、キャンプだけでは物足りず狩猟に目を向けた新種。ネット等の情報から繁殖する。基本インスタグラム等に掲載するための活動。

歴史:ここ最近急激に増殖したように思える。釣り番組等アシスタント的存在からタレント・アイドルとして扱われるようになった。釣りと言う男性社会への侵略が最近顕著にみられる。そしていともたやすく馴染んでいる。

戦績:第一次大戦では物珍しさから女っ気のない釣り人はチラ見をしていたが釣りガールからの得意技『お兄さ〜ん!』にいとも簡単にひれ伏す。こんな時、トミーリージョーンズやウィルスミスがいれば変な光線銃で退治したのだろうが釣り人には『釣り人に悪い人はいない』説が重くのしかかる。それ以降、戦いはなく共存を手に入れた。表向きには・・・釣りガールの野望は餌を付けてもらったり釣れたら針を外してもらうという元祖釣り人をシモベにしている。この先の水面下での彼女たちの侵略はどう進むのか・・・

先日、港で釣りをしていると香水の香りが・・・

港には似つかわしい香りとともにやってきたのが全身アウトドアブランドで身を包みピカピカの釣具で装備された釣りガールの登場だった。

隣いいですか〜?と急に距離感を詰めるあたりただモノでは無いとアンテナが反応。『まぁそんなに詰まってないのでお隣さんもいいと言うのならどうぞ!』

釣りガールは意外と軽そうなのだ。普段この港だとタモ(網)が必要なのだが持ってきていない。仕掛けもあまり持ってきていない。

いきなり竿を伸ばし仕掛けの準備を始め出した。『すいませ〜ん!ここどうやって結ぶのですか〜?』『あっ貸してみて!ここは重要だからしっかりと結ばないと・・・』といつのまにかやらされていた。ってかやってしまった。

『お兄さんはよく来るの?』と明らかなおじさんにお兄さんは卑怯だ。おじさんやる気スイッチが簡単に入る!

そんな世間話をし、おじさんは楽しくなっていった。

「あっ!それ当たっているよ!」「え?どうすればいいの?」

見事に釣りガールがヒット!簡単に引き抜けるサイズなのに気づけばタモが3本も・・・周りの元武士・・・いや釣り人がタモを差し出して「ほれ!こっち」「このタモの方が大きいから」「ちゃんと入る?」などと釣りガールに吸い寄せられていた。私は単純にエロさを感じた・・・もはや言葉だけ聞いているとAVである。

釣りガールは嬉しそうに「入った?」私は赤面してしまう。

この広い港の1箇所だけ人が集まるとういう異常な光景を目の当たりにした。

釣れた魚は小さいのでリリースしてあげれば良いのだけどインスタグラム用に写真撮影が始まり小さな魚はあの世へ・・・

周りのおじさんたちも一緒に写り楽しそうだった・・・まぁよかったんじゃ無いかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?