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記事一覧
interview: リクオ/「途切れちゃいなかった すべては繋がっていた」。この不確かな世界で歌う、揺るぎなき思い
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リクオのニューアルバム『リアル』を、あなたはもう聴かれただろうか。再生と希望、夢と愛と他者への思いやり、そして音楽に対す
interview: レニー・クラヴィッツ/「時代は移り変わる。それでもロックンロールの精神は永遠に消えないものだと僕は思う」
レニー・クラヴィッツが6年振りに発表したニューアルバム『Blue Electric Light』がめちゃめちゃいい。レニーがレニーの「オレ道」を突き進んでいて、そこに迷いが一切ない。円熟味が増したと言えるところもあるが、それ以上に溌剌とした印象が強い。生気溢れ、躍動感が漲っている。「心も精神も肉体も、いまがいちばん状態がいい」。5月26日に還暦を迎えたレニーだが、まさしくその言葉の通りであろうこと
もっとみるinterview: Merchantとして1stソロアルバム『Dolphin Sane』を発表した栗田将治(Glider/Hedigan's)に聞く。
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目が覚めてほんの数分。まだ夢と現実のあわいにいるようなそのときの感覚を音楽にするなら、こんな感じかもしれない。メロウで、やわらかで
interview: the Tiger / 今、ライヴハウスシーンで熱い注目を集めるthe Tigerとは、どんなバンドなのか。4人が話す”これまで”と“これから“。
とにかくライヴがすごくいいのだと去年あたりから評判になっていたバンドだ。ライヴを観た客だけでなく、共演したミュージシャン……しかも自分の信頼する40代~60代くらいのベテラン・ミュージシャンの何人かがSNSなどで「the Tigerはいい」と褒めていた。1~2年前からthe Tigerは“噂のバンド“だったのだ。YouTubeでライヴ映像を見てはいたが、これは実際ナマで観ないことには始まらない。
もっとみる追悼:坂本龍一。アルバム『1996』(96)インタビュー。教授の夢に隠された音楽の未来形とは……。
坂本龍一さんの訃報。覚悟はしていたけど、やはり受け入れ難い。
あんなにも大きな存在でありながら、いつだって「一個人」としての音楽・思想・言葉を発し続けた人。
90年代の半ばに2度だけインタビューが叶った。1995年作品『Smoochy』のときと1996年作品『1969』のとき。
すごく「対話」を重んじる方で、ただ質問するだけでなく、坂本さんと「対話」ができたように思えたことでライタ
追悼/ 鮎川誠 interview:「オレたちの曲は生きとるから。『クライ・クライ・クライ』も『スイート・インスピレーション』も『レモンティー』も『ユー・メイ・ドリーム』も、毎日ピカピカ新しいのが自慢なんです」
鮎川誠さんのご冥福をお祈りします。
「NO ROCK NO LIFE。俺たちは死ぬまでロックだぜ」。
そう言って、それを貫いた人。
ロックの人。愛の人。
大好きでした。
ミュージシャンとしても。人としても。
追悼の意を込めて、2014年に行なったインタビューの記事をここに掲載します。
これはシーナ&ロケッツが結成35年目を迎えたときのインタビュー。鮎川さんにお話を聞く機会はこの前にもあった
s-ken、2017年のインタビュー。
2022年ももうすぐ終わろうとしているが、この1年を改めて振り返ってみたとき、s-kenさんの動きと音楽は自分にずいぶん力を与えてくれたものだったなと思う。5月には前作『Tequila the Ripper』から5年ぶり、s-ken & hot bomboms名義では『SEVEN ENEMIES』(1990年)から実に32年ぶりとなるアルバム『P.O.BOX 496』をリリース。そして7月20日に
もっとみるinterview: 長谷川友さんとKIDさん。プリンスと作品の魅力を解き明かす本を上梓したふたりに聞く
今年6月(プリンスの誕生月)、プリンスに関する本が3冊も発売された。長谷川友さんの『プリンス: ゴールド・エクスペリエンスの時代』(シンコーミュージック)、KIDさんの『プリンス オフィシャルディスク・コンプリートガイド』(星海社)、プリンスの近くにいたジャーナリストのニール・カーレンによる『プリンス FOREVER IN MY LIFE』(大石愛理 訳/ 東洋館出版社)だ。
2020年10月に
対談: オカモトコウキ(OKAMOTO'S)×倉品翔(GOOD BYE APRIL)。1990年生まれのふたりが語る世代感、バンドとソロ活動、共同制作の逸話、喪失と時間。
いま新しいソロアルバムを作っていて、そのタイトルは『時のぬけがら』になる。下北沢で倉品翔くんと一緒に呑んでいたときに、オカモトコウキくんからそう聞いたのは、今年の年明けのことだ。「”夏のぬけがら”っぽいね」と、真島昌利が1989年に出した1stソロアルバムのタイトルを思い出しながらそのとき言ってしまったのは少し酔ってもいたからだけど、春になる頃に完成したそのアルバムを彼から受け取って聴き、そしてそ
もっとみる追悼/ 小坂忠 interview: 「夢を持つことって素晴らしいことだなと思うんです。やっぱり夢をもってないと。それはずっと思ってますね」(2016年10月)
小坂忠さんが4月29日にご自宅で亡くなられた。享年73歳。
真の意味でのソウルシンガーであり、牧師さん。そんな小坂さんに初めてお会いしてインタビューすることができたのは、2016年10月28日のこと。初のカヴァー・アルバム『Chu Kosaka Covers』をリリースし、デビュー50周年を記念しての公演『小坂忠 Debut 50th Anniversary ~Let the GOOD TIME
interview: GOOD BYE APRILはいかにしてモダンなポップサウンドを手に入れ、いかにして「今が最高」という状態に至ったのか。倉品翔と延本文音に聞く。
GOOD BYE APRILの新作『swing in the dark』はもう聴かれただろうか。「シティポップ」と「80s」をキーワードとして制作された前作『Xanadu』から、わずか1年2ヶ月で生み落とされた4作目のフル・アルバム。かつて「ネオ・ニューミュージック」を標榜し、どこか懐かしさも感じさせる良質なメロディを現在進行形のポップスとして響かせてきた彼らだったが、シンセサイザーを導入して音像
もっとみるinterview: GOOD BYE APRILが新作『Xanadu』をリリース。倉品翔と延本文音が、このアルバムの11曲についてとバンド結成10年目の思いを語る。
2020年はGOOD BYE APRILにとっての結成10周年イヤー。そして3作目のフルアルバムとなる『Xanadu』(ザナドゥ)は、そんな節目の年の発表作に相応しい出来映えとなった。のっけから結論的なことを書くと、『Xanadu』は10年目にして彼らが遂に打ち立てた、言うなれば金字塔。ライナーノーツの終わりにも書いたが、「4人が共に歩んだ10年あってこその到達点であり、ここからまた自分たちらしい
もっとみるinterview: GOOD BYE APRILが「シティポップ」と「80s」をキーワードにした新作『Xanadu』をリリース。10周年という節目の年に、いかにしてこの最高傑作は生まれたのか。倉品と延本が語る。
2020年はGOOD BYE APRILにとっての結成10周年イヤー。そして3作目のフルアルバムとなる『Xanadu』(ザナドゥ)は、そんな節目の年の発表作に相応しい出来映えとなった。のっけから結論的なことを書くと、『Xanadu』は10年目にして彼らが遂に打ち立てた、言うなれば金字塔。ライナーノーツの終わりにも書いたが、「4人が共に歩んだ10年あってこその到達点であり、ここからまた自分たちらしい
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