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早朝の散歩で感じたこと

早朝、と言ってもそんなに早い訳でわない。小学生の登校班が道に出てくる前の時間帯。久しぶりに近所の雑木林の方へ行ってみた。

人がいない静かな朝。雑木林の中から何種類かの鳥たちの鳴き声が聞こえてきた。

その中には、お馴染みの鳩やウグイスの鳴き声も混じっている。

たまに聞こえるカラスの鳴き声は我がもの顔で小鳥たちのさえずりを蹴散らすかのよう。

昼間は気づかなかったけど、こんなにたくさんの鳥たちがこの辺りには生息していたのだなと改めて気づく。

しかしその姿は普段見えない。

目には見えなくてもいろんな生き物が一緒に生きているんだなと体感する。

スマホばっかり見ていないで、周りの自然を感じることをする生活をしないとなと反省。

駅前は開発されて便利になったけど、やはりこの土地はずいぶんと田舎だったんだなとつくづく思う。

文化的な生活をするにはちょっと住みにくい。

そんなことを考えていたら、雑木林の中から中学生らしい学生服姿の女の子が1人現れてびっくり。

ここを毎日通って学校に行くのだろうか。朝ならいいけど夕方だと暗くて怖いんじゃないかな。大丈夫かな?なんて余計なお世話かもしれないが心配する。

自然は美しい。でも整備されていない自然は恐ろしくもある。田舎に住んでいるとそれはよくわかる。

気がつくと、周りに1人2人と中学生が出て来始める。スーツ姿の男性も足速に駅前へ向かって歩いていった。

老後ゆったりと過ごすにはいい街。
でも刺激を求めるにはもっと都会の方がいいんじゃない?その方がボケないし。

そんな煩悩を頭の中で巡らせながら私の短い早朝散歩は終わった。


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