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【追記あり】Amazonの誤配達で警察が来た話

末尾に後日談を追記しました

今日は土曜日、早起きしなくていいのでゆっくり寝ていたら、8時前にドアチャイムが二度鳴りました。

完全に寝ていたけど、「!もしかして息子の部活が朝練だったのか!?友達が迎えに来る時間か!?」と慌てて起き、チラとモニターを見て「ん?配送の人?」と思いつつ、寝間着姿でうすめにガチャ、とドアを開けたら、警察の人が3人もいるではないですか。一人は手に段ボールを2つ持っている。

(え、爆弾騒ぎ?)
なんかあったのかと思ったら、

「お名前はずんさんで間違いないですか」
「はい」
「アマゾンの荷物が違うマンションに配達されていたので、拾得物の書類を書いていただきたいのですが」

この時点で、不愉快マックスである。
何が悲しゅうて、朝寝てるところを起こされ、顔も洗っていない寝間着という恥ずかしい恰好(次から着替える)で3人の警官に囲まれ、個人情報を不本意にも差し出さないといけないのか。

私「え、向かいのマンションですか?」
警官(男性)「それは個人情報なので」

私の個人情報だって言いたくないやい!

警官(まじめそうな若い女性)「この荷物のラベル、注文したので間違いないですか?」
私「荷物、こっち渡してもらえますか?」
警官(女性)渡すことを躊躇
私「見えないんで(怒)」
手に取って、「はい、私のです」

拾得物の書類も、西暦で書こうとしたら「令和で」とか、
電話番号もかけとか、住所を書いているところをきっちり目視で確認されて
うっかり書き間違えたら「番号違いますよね」と言われたりとか

なんで疑われなあかんねん!
「Amazon発注しただけなのに」・・・

真面目警官(女性)が「携帯に配達完了しましたとか、来てたら見せてもらえますか?」
・・携帯手元にないし、この姿で1秒も接していたくなかったのでお断りし、お引き取りいただきました。
彼らは仕事をしているだけなのだ。しかし朝っぱらから土足で踏み込まれた気分だ!悪いのはアマゾンなのだ。うん。

さてどうするか。とった対策、クレーム、考えたこと、など。

今後誤配達が起きないように取った対策

・Amazonに配達先として登録している自宅住所にマンション建物名をきっちり記入した。(これまでは 〇丁目〇ー〇ー〇〇〇(部屋番号)
・当面、置き配をしないことにした。
・Amazonは配達業者を選択できないので、配達業者が日本郵便やヤマトなど大手とわかっているECサイト(例えばZOZOTOWNやヨドバシカメラ)から買うようにした

誤配達された側の対応 アマゾンへの連絡か、警察か、直接届ける・・?

実際に「アマゾン 誤配達」で検索すると、警察に届けるケースが増えているようだ。

ご存じの方も多いと思うが、アマゾンは連絡先や配送業者に関する情報を配達する段ボール箱に何も表記していない。
誤配達されたお宅も、オンライン発注に慣れていない方だと、警察に届けるのもわからなくはない。

昭和のご近所づきあいのノリではない現代、素性のわからない人の家に届けに行くのも気持ち悪いし、だまって開封して使うこともできただろうに、良心的な対応なのだろう。

そして、アマゾンに誤配達があった連絡をするには、「アマゾンのサイトに会員登録」していないとできない。
うん、クレーム対応業務を減らす為だね。会社として合理的です。

誤配達の連絡はAmazonカスタマーサービスへ

誤配達は、以下のカスタマーサービスから連絡できます。

https://www.amazon.co.jp/hz/contact-us/foresight/hubgateway

今回は物は届いていたので、普通にトラブルの連絡とこちらで対処可能なことの確認の為、電話しました。
北海道のコールセンターのお兄さんとお姉さんが、恐縮しながら対応してくださいました。彼らもお仕事をしているだけなので、淡々とお伝え。
対策としては
・置き配送をやめる
・コンビニ配達に設定する(佐川かヤマトが配送)
だそうで、利便性との両立は難しそうでした。

お詫びにアマゾンポイント?かなんかをくださるそうです

他の国でのアマゾン配達状況:MacBookを購入したらドッグフードが届くケースも

海外では、もっと意図的な誤配達が発生しているようで、高価な商品を購入したのに、代わりに同じような重量・サイズの安い品物が届くニュースがたくさんありました。これは一例。

他にも、「頼んでもいない不要な品物が定期的に届く」というケースが多々あるようです。これは「ブラッシング詐欺」と言って、
注文件数や高評価レビューを不当に水増しすることで、出品者としての信頼を高めて販売状況を有利にするためのものです。

業者が架空のアカウントを使って発注を繰り返し、その発送先に自分の住所が使われている・・という事になります。

配送業者側の立場

配送業者にとって誤配達クレームは問題で、誤配達した配達員は始末書を書かされたケースもあるようです。
アマゾンに安い配送料で対応せざるを得ない中小の配送業者で働く配達員に思いをはせると、少し心配になりました・・・・が・・もう警察に起こされたくはない・・

(追記)
アマゾンフレックス という、個人で誰でも登録できるUberのような配達が増えているようです。視点はAmazon/配達業者/受け取る側だけではない、ということで追記。


内省

思ったことは
・なんでこんなに警察が来たら不愉快なんだろう
・海外では配達への期待値が低いのでそもそも腹が立たなかったので、期待値ハードルを下げよう
・嫌な感情を俯瞰して収める為に調べてまとめたら落ち着きました
・すべては効率と規模を追求しているビジネスなので、自分が不快なら買う先を変える、不便ならまた使う、しかない

って感じでしょうか。

最後に、アマゾンのカスタマーサービスからのメール末尾には、

とありました。合理的でよいですね!ではまた!

9/13追記
amazon、電話して要注意顧客になったのか最近ヤマト宅配便で届くようになりました。置き配達をやめてもあいかわらず人に見られたくない格好なので、ここは自己責任だと思いました。


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