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いまここに心を留める

三島駅を過ぎたあたりから青空が見えてくる。
富士山にふわふわ浮かぶ雲。
幸先の良いスタートに心が踊る…

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マインドフルネス瞑想を始めて4ヶ月。
忙しい日常で頭の声がガヤガヤと煩く、
迷子になってしまったとき、
揺らいだり、流されそうになったとき、
ほんのひとととき深呼吸をする。
目を瞑っていなくても、
散歩、皿洗い、洗濯、入浴等のような場面でも、必要に感じたら、呼吸が整える。
まるでもう1人の私が私を見ているように。
そうすると、心の声がふわっと現れてきて、本当の気持ちに気づく。
周囲に振り回されることが少なくなり、
心が望む「選択と集中 」ができるようになってくる。

この頃大切にしているのは、「意図を置く」こと。
それは、目標やゴールを設定するのではない。
ありたい姿や未来を描きながら、
日々の生活の中で、なんとなく意識して継続していくことにより、ありたい自分に近づいていくこと。
(私自身の解釈なので、人それぞれ違うかもしれない。。。)

10月の意図はふっと湧いてきたもの。
「ていねいに時を過ごす〜心と体を満たす」
会いたい人に会う、
自分自身の気持ちに素直になる、
そんな旅がしたくなった。

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少し汗ばむ秋晴れの温泉地へ。
3回通った大浴場。
露天風呂に身を沈めると、
なんとも言えぬ高揚感に満たされる。

金星輝く夜空
湯船に流れる水音
鼻にフワッと抜ける温泉の香り
夜風が木々を揺らし、頬にも触れる
全身を流れる湯のトロリとした感触
何処かで同じ空を眺めている誰かを想う。
心と体にそれらを痕跡として記す。

五感、が研ぎ澄まされる。
日常ではあまり意識していない「生きている」という感覚、実感が蘇える。
過去を憂うのではなく、未来を案じるのでもなく、今この瞬間に心を留める。
自分と繋がる。
自分自身を感じ取る。
そして、それらを気づく力を大切にする。

偶然の重なりは必然、であるらしい。
点と点を結ぶ見えない糸で紡ぐような出来事に感謝し、それらに気づけた自分を愛でる。

導かれる答えは、誰に教えてもらうのではなく、いつも自分の中にあるのだと。



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