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魔女の宅急便とかいうやさしさに包まれた不朽の名作

タイトル通り、やさしさに包まれたくなる時に魔女の宅急便を観ます。年イチでは観ているような気がするので定期的にやさしさを求めているんでしょうかね笑 

魔女の宅急便はもう説明不要の名作で、僕も多聞に漏れず何十回も観ているので物語の展開も知り尽くしているのですが、今日は何か序盤から何度も涙してしまい、エンドロールの部分では涙腺崩壊しておりました。魔女が特別視されない世界観で、キキという一人の少女が成長していく物語。
ウルスラの年頃からおソノさんの年頃まで夢に向かって邁進して、恐らくトンボと結ばれて子供を授かって、コキリさんの年頃になったら子供を魔女の修行に送り出す側になり、最後のニシンのパイの老婦人の年頃にはとてもやさしい女性になって晩年を迎えるであろうという、一人の女性の生涯の形を描いたやさしさに包まれた世界。

パヤオ先生が魔女の宅急便の舞台は第二次世界大戦を経験しなかったヨーロッパと言われているそうで、年代は1950~1960年くらいになるんだろうけれど、僕はこのくらいの時代が実は一番人間は充実していたんではないかと思いまして。。程よく便利さはあるけれど、ネットなんてもちろんまだないからITのない不便はあって。けれどその不便さは決して心地の悪いものではないのではないかと思っていて。現代は格段に便利になっているのに閉塞感は増すばかりで、こうやって進化が止まらなくなって文明は滅んでを繰り返していくのではないかなと思いを馳せたりします。

しかしジブリ作品はホントに魅力的なキャラがいっぱい出てきますね。今日刺さったのはウルスラのセリフ。キキに魔法が弱まったことを相談された時に『そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる』それでもダメだった時は?と追及されると『描くのをやめる。散歩したり、景色をみたり、昼寝をしたり、何もしない。そのうち急に描きたくなるんだよ。』というね。
世代も性別も関係ない、こういう真理的なことを考える余裕がないくらい、今の時代は流れが速すぎる。ジタバタできる時間がないからあっという間に人生が終わる。だからこれだけあらゆるジャンルのコンテンツが充実していても、楽しめないんだろうな。もちろん楽しめる人は楽しめているんだろうけれど。

そして実は一番のキーパーソンはパン屋のおソノさんで、この方との出会いが無ければキキの修行の旅は失敗していた可能性が高いワケで。キキは自身を明るくて素直と劇中で自負していますが笑 決して群を抜いたコミュ力があるワケではない、魔女の家系でなければ普通の少女で、物語の舞台のような大都市では結構な確率でうまく行かなかったと思うのです。
日本に例えれば自然豊かな環境の中で育った純朴な少女が、何かしらの夢を持って東京みたいな大都市に出てきて夢を叶えるストーリーなワケですが、おソノさんみたいな人に会えず、諦めて帰郷すればまだいいですが、悪意のある人間に騙されてしまっていたら、目もあてられないバッドエンドになる可能性もあるワケで。。
…まぁ魔女の宅急便には善良な人しか出てきませんから、いらん心配ではあるんですけれど。修行に出たキキを、みなまで言わんでエエ、それなら家に住まわしたる!ってどんだけ懐深いねん!そもそもキキ、序盤交通違反でポリスに追われてたからね笑 おおらかな時代背景だとはいえすごい包容力じゃないですか?!

さぁ今回はゆるキャン△の後編を描こうと思ったのに、なぜか魔女の宅急便になりました笑 ここまで書いていて相変わらず自分の文章力に手応えがありません笑 書いて書いて書きまくってジタバタしても手応えが無かったら書くのを止めて、散歩したり昼寝したり何にもしないは罷り通りますかね…そういえばキキとウルスラはコナン君でおなじみ高山みなみさんが演じておられたんですね。何十回も観てるくせに気にしてなかった笑 ウルスラ役で決まっていた高山みなみさんが、決まらないキキ役のオーディションを受けて、実力で勝ち取ったというエピソードにはシビレましたね!さすがレジェンド。。もう還暦近い御年なのに未だ小学生役を難なくこなせるのはホント異次元すぎる…

それにしても2時間以内で手応えのある文章が書ける日は果たしてくるのだろうか…最近サボり気味なのでまた頻度を上げられるようにがんばろう!ではまたSEE YOU SOON!!







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