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24歳、鬱病になる。ー【125】死活問題

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、京都から地元に戻ってきて食事をしたら、全く味を感じなくなっていたことを書きました。今回は、その後のことを書き記していきたいと思います。

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”寿司とラーメンの味がしない”というのは、いわゆるコロナの味覚障害とは違いました。なぜなら、厳密に味はしていました。しかし、その味に対しての感情が全く湧きあがらなかったのです。

家に戻ってから、私はまた布団に横になりました。そして、とりあえずYouTubeを眺めていました。

私は別にYouTubeを観たいわけではありませんでした。私は寝たかったのです。起きていると、何度も何度も嫌な記憶が立ち上がって苦しかったからでした。寝ている間は、何も考える必要がなかったから、私は寝たかったのです。しかし眠くはありませんでした。

寝れないので、とりあえずYouTubeを眺めるのでした。YouTubeを眺めている間も嫌な記憶が立ち上がりますが、それでも比較的頭を空っぽにできたので楽でした。そして、それ以外は何もやる気が起きませんでした。

そんな感じで3~4時間程過ごし、気づけば日が落ちていました。しかし、まだ眠くありませんでした。そうこうすると、問題が発生してきました。

YouTubeの動画といっても、別に何でもいいというわけではありませんでした。気に入ったゲーム実況者の動画と決まっていました。そして、理想は観たことのない新しい動画でした。先の展開が予想できないと動画に入り込めるので、余計なことを考える暇が少なくなるからでした。

しかし何時間もYouTubeを観ていると、そういった新しい動画を全部観てしまいました。これは死活問題でした。起きている時間の時間の潰し方がなくなってしまうからでした。

YouTubeがダメならそれ以外で何かを観ようと思いましたが、映画やドラマなど集中力が必要なものは見る気が起きませんでした。

私には、とにかく何か頭を空っぽにできるものが必要でした。そこで最終的にたどり着いたのが、Amazonプライムで配信されていた『内村さまぁ~ず』でした。


記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。