24歳、鬱病になる。ー〔152〕無理は禁物
私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。
鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。
自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。
前回の記事では、『RRR』を観に行ったことを書きました。今回は、他の映画も観に行こうとしたことを書き記していこうと思います。
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『RRR』の3時間の上映を心から楽しめなかったものの、私の映画熱はまだ冷めていませんでした。オスカーにノミネートされた作品で、今観れるものは観ておきたい気持ちが強かったのです。
そして、その"どうしても観たい作品"が『RRR』のほかに、もう1つありました。『イニシェリン島の精霊』です。作品賞にノミネートされていることにそそられるのはもちろん、監督は『スリービルボード』のマーティン・マクドナー、主演は私の大好きなコリン・ファレルということで、オスカー関係なく滅茶苦茶観たい作品でした。
ただ体調の問題があります。朝起きて「無理だ」と思ったら、観れません。それは『RRR』の経験で、身に沁みていました。しかし、観たい…。
私は強攻策をとることにしました。朝起きる前に、覚悟を決めるのです。
ということで、映画を観る前の段階で母親を誘いました。予定を押さえておけば、あらかじめモチベーションを高められると思ったのです。
そして映画を観に行く日になりました。しかし結果は期待通りではありませんでした。
私は朝起きてすぐに母に告げました。
「今日映画を観に行くことは、ちょっとやめましょう」
その朝、私の体調は最悪だったのです。
母は「ああ、そう」と言って、それ以上は何も言いませんでした。
以降、私は無理に映画を観に行くことはやめました。「観れるときに観る」それが一番だと気づいたからです。
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