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ギバーになろうとしているやつはもうテイカー

本を読まない僕のもとに、ようやくギバーやらテイカーやらの話が届くようになりました。

なんか新しいビジネス用語にそんなのがあるらしい、ということは今年のはじめくらいに知った記憶があるのですが、基本的に横文字アレルギー持ちの僕は、ふんわり言葉だけを知ってあとは放置状態でした。

それでも最近見かける頻度が増えてきたので、頑張って向き合ってみることにしました。ただ、結果から言うと、この記事を書いている今も詳しく知っているわけではありません。さらっと全体を見ただけで悪寒が走り、結局それ以上調べることができませんでした。だから以降の文章、本質的に間違っていることを書いているかもしれません。

まず、ギバーとテイカーについて僕がどう認識しているかというと、ざっくり、

ギバー(与える人)とテイカー(受け取る人)がいて、ギバーは良いやつ、テイカーは悪いやつ、だからみんなギバーになろうぜ!

って風潮が意識高い軍の中ではあるようだ、という感じです。そもそも、人間には●●と□□がいる、みたいな型にはめて考えること自体が好きではない僕にとって、この時点で結構げんなりしています。

しかもそのあと当たり前の顔をして「マッチャー」みたいな役割が登場し、いよいよどうでもよくなりました。ちなみにマッチャーは損も得も考えて行動する人、だそう。

もうちょっと踏み込むと、テイカーは相手の時間やお金、労力みたいなのをもらうことばっかり考えてるからよくないよ。ギバーは奉仕して分け与えたものが信頼となっていつかきっと返ってくるよ。という。

で、こっからがいよいよわからなくなったのですが

ギバーにもいろいろ種類がある。自分がどんな状況でも誰かを助けたいと行動する自己犠牲型のギバーは搾取され続ける。自分の利益のことを一番に考え、余力がある人が誰かを助けることを他者思考型のギバーといい、そういう他者思考型のギバーはギブの対象をしっかりと見極めてギブするから成功する。

ん?

他者思考型のギバーってつまり、自分の利益を考えるわけだから自己中心型ってことではないの?

相手がテイカーならマッチャーになりますって何? そんな変身アリなの?

要するに、

とりあえず最初は何でもやります! って手を挙げて、相手がいい人だったら頑張って恩を売って返してもらおう、相手が嫌なやつなら搾取され続けるだけだから、対価貰えよ。

ってことで、もっと短く言うと

何かギブするときは相手を選べよ。

ってことなのだろうか。

こういう、3行くらいで伝えられそうなめっちゃ普通のことを横文字フィルターを通すことであえていったんわかりづらくし、それをもう一回簡単に説明しなおすみたいなことが往々にしてあるから、前にも書きましたがビジネス横文字ってやっぱり苦手だな、と思うわけです。ロジカルマッチポンプ。
※繰り返しますが、僕はちゃんと調べてないので本質的に間違ったことをずっと言っている可能性もあります

結局、成功したければ他者思考型のギバーになるべきだ、との考えに共感している人の多くはビジネスなりなんなりで成功したい人、であるわけで、仮に成功=自己実現の達成=お金やそれ相応の利益を得ること、と考えると、それはもうテイカーじゃん、と。

利益を得たい人(テイカー)が利益を得るための手段としてギバーを演じる、というか、他者思考型のギバーはほぼマッチャーだから、マッチャーの戦略の一つとして、最初はギバー的に振る舞え、みたいなほうがまだわかる。いや、わかんねぇよ!

そもそも、ギバーとかテイカーとかは、状況だったり、精神状態だったり、目の前にいるやつが生理的に好きか嫌いかで変わってくるわけで、あなたはギバー、とかマッチャーとかレッテルを貼ることに意味がないうえに胸糞も悪い。

こんなわけのわからん本を書いた畜生は一体どんなやつなんだ、と思って調べてみると、アメリカの超偉そうな人とのこと。

とりあえず謝っておこう、ごめんなさい。

偉い人の本だからきっと奥深い何かがあるのでしょう。やっぱりもうちょっと勉強してみます。

ということで、以降の文は、勉強した成果です。有名ユーチューブ大学に入学して講義を受けてきました。講義を受けたことで、これより前に書いたことも、なんか違うかもしれない、と思い始めましたが、書き直しはしません。

本書を読んで、自己犠牲型のギバーが目を覚まし、自分に利益のない奪うだけのテイカーにギブしなくなった場合、テイカーは奪うところがなくなるので消滅。残るのは、他者思考型のギバーとマッチャーだけになり、努力や奉仕は必ず報われる優しい社会の完成。そういうことか。

とはいっても、知りたかったことは他者思考型のギバーになろうと思うことがもうテイカーじゃん、という点。ここについては、なんとなくしか触れられていませんでした。具体的には、他者思考型のギバーと他者思考型のギバーを装うテイカーは違うよ、ということです。

いろいろ端折ると、持っていない人(ギブできない人)にギブする人は本物で、持っている人(ギブできる人)を選んでギブする人は偽物。と。

なるほど、ギブ。




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