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Koinlyで仮想通貨の損益計算をしてみた

こんにちはjunitiroです💪
皆さん確定申告の準備はされましたか?仮想通貨やNFTの税金は複雑で調べても良く分からないですよね。私も全く分かりませんでしたが仮想通貨の損益計算ツールを使って何とか準備が出来ました。今回は私が実際に損益計算をやってみて学んだ事を紹介させて頂きます。

この記事では仮想通貨の損益計算ツールKoinlyの使い方を紹介させて頂きます。

自動計算だから大丈夫!

1、コインリー(Koinly)とは

まず最初にKoinlyとは、ブロックチェーン上の取引履暦をインポートして仮想通貨の複雑な損益計算を自動的にしてくれる便利なツールです。同様のツールとしてクリプタクト(Cryptact),ジータックス(Gtax)が国内では有名ですが私がKoinlyを選択した理由は2つあります。

①メタマスクの取引履歴をインポート出来る
②無料登録で損益計算まで利用出来る

ひとつ目のメタマスクの取引履歴をインポート出来るメリットについて、仮想通貨の取引は取引所(CEX)で行いますが、DeFIやNFTの取引はメタマスク等に代表されるウォレットで行われます。仮想通貨よりもNFTの取引が多い、もしくは年間数百回を超えるNFTの取引をしているのであればメタマスクの取引履歴をインポート出来ると大変便利だと思います。NFTの保管用に使われているハードウェアウォレットにも対応しています。

ふたつ目は損益計算までなら無料で利用出来るから。仮想通貨の損益計算は複雑なので損益計算ツール無しで正確に計算出来る人は少ないと思います。Koinlyを試してみて必要に応じて有料プランに登録すれば良いと思います。参考までに、クリプタクトの無料プランは取引回数が50件迄、メタマスクの取引履歴はインポート不可。Koinlyは取引回数が10,000件迄、メタマスクの取引履歴のインポートが可能

2、Koinlyの使い方

それでは次に使い方を説明させて頂きます。
デフォルトは英語表記となってますが、Googleで日本語翻訳して問題無く利用出来ました。

チャットでのサポートも有ります

1、無料アカウントを作成(登録はメールアドレスのみ)

日本語に翻訳した画面です

2、取引所とウォレットを登録

無料アカウントを作成したら取引所とウォレットを登録します。

【ウォレットを登録】

一覧から自身のウォレットを選択します。ウォレットアドレスが複数有る場合は以下の手順を繰り返して(mint用)(保管用)全てのアドレスを登録して下さい。
※ハードウェアウォレットにも対応してます

例)メタマスク

【取引所を登録】

一覧から自身の取引所を選択します。
取引所の場合、API連携という機能が有り、全ての取引を一括して自動同期させることが出来ます。自動同期を選択するとAPI keyとSecret keyの入力を求められます。API連携に必要な「API key / Secret key」は取引所から取得して下さい。取得方法については各取引所の案内を確認願います。API keyはシードフレーズ同様に流出すると他人に悪用される恐れがあるため他人には絶対に教えてはダメです。注意点として現在利用していなくても過去に一度でも利用した事がある全ての取引所を登録して下さい。そうする事によりインポートされた取引データの精度が上がります。

昔使っていた取引所を全て登録
例)バイナンス

【国内取引所のAPI連携について】

海外取引所は殆どAPI連携対応していますが、国内取引所でAPI連携が可能なのは、2023年1月時点で(Coincheck)と(bitFlyer)の2箇所のみとなっています。

API連携未対応の国内取引所は、β版のみAPI対応というメッセージが出ます。 その場合にはCSVファイルをインポートする方法で対応します。

私はこれに苦戦しました、BitbankのCSVファイルをKoinlyにインポートしようとしてもエラーになります。理由は英語版(Koinlyのカスタムファイル)に修正する必要が有るからでした。説明動画も英語なので理解するのに何度も再生して(最後まで彼の名前を聴き取れませんでしたが)何とか攻略する事が出来ました。これから作業される皆さんは、以下の手順でカスタムファイルを作成すれば大丈夫ですので安心して下さい。

【カスタムファイルの作成方法】


それではカスタムファイルの作成方法を説明させて頂きます。
【手順】
カスタムファイルは3種類有ります。(以下よりダウンロード出来ます)
①入金、出金用(simple template)
②売買用(trades template)
③入出金、売買用(universal template)
私は①入金、出金用と②売買用のふたつのテンプレートを使用しました。

先ずはKoinlyのカスタムファイルをダウンロードしてコピーを作成して下さい。

■入金・出金用のフォームの入力例
取引日時・数量・通貨・入金ならdeposit、出金ならwithdrawal、トランザクションIDを入力

■売買用のフォームの入力例
取引日時・通貨ペア・買いならBuy、売りならSell、購入数量、金額、手数料、通貨を入力

■入力完了したらカンマ区切り形式(CSV)でダウンロード


■取引所を選択してインポートファイルをクリック、作成したCSVファイルをインポートする。

難しそうに見えますがNFTメインの人ならば、国内取引所ではETHを数回購入している程度だと思います。件数も少ないから取得したCSVデータをコピペをして【Buy、Sell、deposit、withdrawal】を入力するだけです。私は2021年にBitbankで仮想通貨の取引をしていたので238件のデータが有りましたがシート作成の解読時間を除けば作業そのものは30分で完了しました。
取引日時は日本時間のままでもインポート時に(GMT+9:00Tokyo)を選択すれば大丈夫です。

以下はインポート後の画面です。いつ何をどうしたかブロックチェーンの履歴が表示されています。メタマスクの取引を全てインポート出来るKoinlyのメリットが分かり易く表示されています。この画面をみた時に感じたことは757回の履歴(売買時のETH価格、ガス代、手数料)を全て計算するなんて私には到底無理、Koinlyが無かったらNFTやめていたと思いました。

無料でここまで出来ました

3、インポート完了後の確認

全ての作業が完了したら正しくインポートされているか確認をしましょう。
全ての履歴を目視チェックする必要は有りません、Koinlyに表示された残高が実際と一致していれば取引履歴は正しくインポートされたと判断出来ます。違っている場合はインポートしていない取引所、ウォレットアドレスがあるはずです。再度見直して下さい。

残高が一致していても100%完全では無いようですが、僅かな誤差でもインポートされた内容の不明箇所をちゃんと指摘してくれます。
明細を確認したら0円〜数円単位の内容だったので支障無いと判断してそのままにしました。仮に大きな数字だったとしても安全側(課税される側)で計算されているので追徴課税にはなりません。修正する事でもっと節税出来るかもという指摘です。

3、まとめ

実際に税金計算をしてみて想定以上に利益を得ていた事に驚きました。わかり易く例えると100万の利益かと思っていたら300万だったというイメージです。
私の勘違いしていた事を共有させて頂きます、NFTを購入してウォレットのETHが減りました。ウォレットに残ったETHで利益を計算していました。購入したNFTはその後値上がりしましたが含み益だから大丈夫と思っていました。ここまでは正しい理解でした。しかし、購入時に支払いしたETHはNFTにカタチを変えて残っているという事、NFTを購入すれば支払いに利用したETHは全額損失をだした事になるという誤った認識をしていたことを知りました。

整理すると『NFTを購入する事=ETHをNFTに換金する事』なのです。なのでETHはそのままNFTにカタチを変えてウォレットに残ってます。ETHがNFTに換金される際に、あなたのETHと市場のETHの価格差分の損益のみ発生するという事なのです。

あなたのETHとは総平均法で算出したあなたが1年間で購入したETHの平均取得価格です。


早めに計算をしましたが3月15日まで税金分のJPYを用意する時間があるので本当に良かったと思っています。

最終的に3000回までインポート出来るプラン($179)23,000円に申込みしました。

Koinlyを選んだ理由
1、メタマスクのデータをインポート出来ること
2、無料で損益計算が出来ること

安心してNFTを楽しむ為にも税金計算をしっかりと行い、必要に応じて確定申告をした方が絶対に良いと思います。少し位の利益だから自分は大丈夫だと思っているとしたら危ないです!実際に損益計算をしたら想定以上に利益が発生している可能性が有ります。あなたの取引はブロックチェーンに全て記録されていて、ウォレットアドレスを入力すれば誰でも閲覧可能という事を忘れずに!
最後まで読んでいただき有難うございました。

本記事は私の経験談を紹介したものです、私は税金に関する専門的な知識は無いことを最後に付け加えさせて頂きます。

今年もNFT界を盛り上げていきましょう‼️

🔥魂🔥

続編はこちら
https://note.com/junitiro_/n/n08d54d800c6f







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