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【塾なし中学受験日記】小学6年生1月 むくむくと欲と不安にとりつかれる親

1月の前受け校に合格した。
親子でハイタッチする。

そして、予想通り、その週は今までやってきた中で最も勉強が停滞した。
学校も始まって疲れもあるようだ。そっとしておく。

しかし、親の方は、それまでは淡々とやっていたのだが、
むくむくと、次の受験校に受かってほしいという欲と
受からないかもしれないという不安に簡単にとらわれてしまう。

翌週の1月の本命校その1には間に合わないかもしれない。
そもそも、1月校は1校にすべきだったかもしれない。
欲張ってしまった。
それも、誰かに相談できたらよかったなと思う。

お風呂に入り、頭をしゃっきりさせた。
2月初めに間に合えばいいと考えよう。
月の満ち欠けカレンダーを見せ、
「新月に向かって、だんだんと苦手分野や不安を捨てて、
満月に向かって、だんだんと自信をつけていくよ。」
と伝える。
にっこり笑顔が返ってきた。

最も、他者が必要だと思ったのが、この直前期だ。
親一人で、
過去問の分析ややるべき事の精査と、
「大丈夫だよ。」と心身をケアし続けることの両方を
こなすことはとても難しかった。

その専門性を期待して、算数は週1家庭教師に頼んでいたのだが、
過去問への取り組みに基づいた指導が実行されない上に、
言葉ばかりの叱咤激励ばかりで
頼りにならなかった。
かといって、じゃあ、そこは辞めて他の人にということが今更できないのも私の性格。

12月から2月だけでも、見てくれるところがあったらよかった。
信頼できる人がほしい。

しかし、そういうということをぐるぐる思っているのは親だけのようで、
12月に冬季講習だけ行く?と薦めても、子どもは
「自分でやる」ときっぱり言っていた。
自分でコツコツと勉強する力を身につけた我が子を褒めてあげて、と終わった今はそのときの私に言える。

そして、子どもは、受験日以外は学校を休みもせず、停滞の1月半ばを経て、また細々と過去問を再開した。


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