【塾なし中学受験日記】小学5年生2月 固定化する勉強上の課題の相談相手がいない!
一つ上の学年の受験シーズンを「来年は今頃早起きして…」と脳内シミュレーションしながら過ごした。例年なら、その日その時間に、実際に小5親子で受験校に行ってみる猛者もいるようだが、感染対策のため”塾の激励等はご遠慮ください”と学校のウェブサイトに書いてあるから、そういう人はいないだろう。
2月中旬。
塾に通っていれば、ここで「あと1年だぞ!」と叱咤激励が入り、”よーしやるぞ”となるところなのだろうが、そういうものはないので、我が子は気持ちを高めることも逆に焦ることもなく淡々と勉強している。
最近の問題は、勉強上の課題が明らかかつ悪循環をしていること。
そしてそれを親である私に指摘されると子どもが嫌がるということだ。
算数の式を書くといいよとか、
筆算は大きく縦を揃えると間違いが減るよとか
ちょっとしたこと。
そして、そのちょっとしたことをしない習慣が出来に直結している。
こういうとき、親以外の支える人、ちょっとしたことを質問出来る人がいるといいのになと思う。
安浪京子『中学受験にチャレンジするきみへ 勉強とメンタルW必勝法!』(2021)大和書房
を見つけて、「これ面白かったから、時間がある時にぱらぱら見てみるといいかも。」と子どもの机の本棚に入れてみた。
たいていの中学受験本は、保護者向きだが、
これは、勉強方法からメンタル面まで子どもの質問や悩みに家庭教師が答えた、受験生の子どものための本である。気持ちのケアをしているというところが画期的だ。
こういう本を待っていたなと思う。
「式を書くのがめんどくさいです」という悩みに
まず、「式を書くのって、めんどくさいよね。」と共感するきょうこ先生。
これは、子どもが読む気になる。
「偏差値の高い学校=自分に合ういい学校とは限りません」
「大切なのは偏差値ではなく、「志望校の過去問でどれだけ点数を取れるか」」
などの言葉は、私自身、共感したし、力づけられた。
子どもも私も、6年生の直前期まで時々この本を開いて心を落ち着かせた。
お世話になった本の一つ。