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新領域を学ぶときは、過去の経験を新しいフレームで再解釈する

新しいことを学ぶときは大変だ。例えば部署異動や立場の変更など、新しいことを学ばなければならないことは多々ある。私も新しい会社を立ち上げて毎日学ぶことばかりである。私の場合、いち営業だった立場から、もっと広くリソースを扱える立場になり、さらにお客様の属性もバックオフィスだったところから、生産管理に変わっている。

学ぶことがたくさんあるのに、時間が足りない。そういうときはどうすればいいか。私なりの方法をご紹介する。

1.全体像を理解する

私は、学びたいテーマの全体像を理解する。とても難しいものではなく、簡単なものから学ぶ。例えば、学びたいテーマに関するキーワードをGoogleの画像検索にかける。テキストよりも画像の方が私は見易いからだ。似たような傾向が見える。図解されるには概念が整理されていないといけない。他にも「よくわかる○○」や「はじめての○○」のように、初心者向けに体系化された書籍を読んでみる。

2.わからないことを明確にする

自分の仮説(意見)とぶつけてみる。なんとなくイメージがわいてきたら、一度自分でそのテーマに関して、自分の意見を書いてみる。まとめるときは、テーマに対する「目的」、「全体像」、「各論」の構造を意識する。そうすると、ある程度の全体像を抽象度を揃えて整理できる。
意見が持てると疑問や一般論との差分が出てくる。その疑問や差分をもって、さらに深堀りをする。

3.学んだことを使い倒す

学んだことを、身近な経験にあてはめてみる。まずできることは、日常生活であてはめてみることだ。例えば、私は生産管理について新たに学んだら、料理をつくるシーンに当てはめてみたり、完成形の自動車が、どういうプロセスで完成したのかを、想像してみる。(こういった想像を可視化したものがシミュレーションソフトだなと理解する)
また、他にもおすすめの方法としては、過去の経験を新しいフレームでもって再解釈するということだ。私は統合報告書の企画制作をしていた。統合報告書は、一社ごとの状況に合わせて設計された一品一様の生産物である。エンジニアリングチェーンやマスカスタマイゼーションを学ぶときに、具体的でわかりやすい事例である。設計と量産の概念の差分を理解する土台になる。

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