20.玄関からはイバラの道
室内(自宅)は歩行器、
室外(屋外)は車いす、
と少しQOLを盛り返しました。
しかし、この中と外の境が障壁。
そこは、玄関とアプローチです。
そこには、段差、階段、坂があります。
廊下と土間には段差があります。
日本家屋なので、もちろん、玄関で靴を脱ぐ、履く、ジャパニーズスタイルです。
伝統的な日本家屋と比べれば段差は高くないですが、それなりにあります。
踏み台を置いて段差を分けて半分にしているものの、もう独りでは土間からあがれません。
以前、上り始めた途中でニッチモサッチモならず、廊下から土間に段差から大転倒するピンチになりました。
叫んで、呼んで、来てもらい、倒れる前に支えてもらえました。
とはいえ、完全車いすとなれば、ここは乗り越えられません。
玄関扉は引き戸なので、独りで開け閉めできます。
もともと、病気を知る前より、開きドアより引き戸が好みなので、家中引き戸が多いです。
もしかすると細胞の潜在意識がそうさせたかもしれません。
まぁ、時代劇好きだからかも。
土間からアプローチに段差、階段が3段あります。
両手側に手すりをつけているので、踏ん張って独り上り下りできてます。
が、平坦な場所は手すりがないので助けてもらいます。
ここも、車いすでは無理です。
アプローチはアスファルトを敷いて平らですが、しっかり坂です。
坂の斜度は車いすのバリアフリーのスロープより超えてます。
駐車場までは水平移動で手すりがあります。
が、道路までの縦移動は手すりがないので、タクシーに乗る時は独りでドアまで辿り着けません。
ここも、車いすでは苦行でしょう。
なので、ちょっと近所を散歩も、なかなかどうして、って感じです。
玄関に車いすや自分をリフトする奈落のようなものはつけれないものかしら。
家族とともにのQOLが嬉しい、であって欲しい。
でなければ、いらないかも。
では