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16.No Car, No Life (参)

腰は、ゆっくりだけど戻ってきました。

なので、話しを戻します。

オープンカーを探すといっても、ホンダ、オープンカー、普通車、で絞り込むとS2000の1点。
高級スポーツカーでもあるので新車は高額過ぎて、手を出せず。
中古車はなんとかなりそうなので、探すも、そもそも市場になかなか出てこない。
さらに、好みの色、装備、年式、全ての条件が合致するのは全くもって出てこない。
条件が足りないものが市場に出ても、太平洋側。数日で成約されてしまう。
写真も数センチの1枚程度、もちろん試乗は望めない。
なので、ホンダの営業マンを信じて、写真も見ずに電話で成約。
この決断が何事にも変えられないプライスレスな幸せすぎる日々につながりました。

7台目はホンダ S2000。
10秒以内で仕舞える幌。
10秒以内で閉じれる幌。
高級スポーツカーとは思えない手軽さ。
ホンダが詰まりまくった至極の車種。

負けないエアコンなので寒い夜もオープンドライブ。
隣に停まった車の親子の母から「見ないの!」と言われ。
隣に停まった車の人から「にいちゃん、寒ないけ?」と言われ。

日帰りで行ける山路の温泉郷に何度もドライブ。
妻とのドライブ。
息子の朝の毎日の保育園送り。(2歳から卒園まで毎朝)
息子との3歳からの毎週土曜日の習い事通い。
息子との千里浜ドライブウェイの砂浜ドライブ。
10年以上の最高のパートナーでした。
2シーターなので、家族全員と一緒には乗れませんでしたが。

が、左脚が弱くなり、クラッチが脚で切れなくなり、ついに腰全体で切るようになる。
駐車の時の切り返しや、渋滞の時のクラッチのオンオフの繰り返しがあると、動かなくて切れなくなりそうなことも。
圧雪、アイスバーンはもう苦痛そのもの。
息子も卒園し、小学校に入学し、朝の送りがなったのを機に、さよなら、を決断。
最後の夜は、息子も大泣きしてくれました。

8台目はホンダ N-ONE。
S2000の点検で代車でたまたま乗ったN-ONEに「次はこれかな」と。
軽快の一言。
小さいけど、しっかりホンダが詰まってる。
引き続き、息子との毎週土曜日の習い事通いドライブに大活躍。
出雲大社への最初で最後の家族旅行に大活躍。

そして、N-ONEでマイカー歴のピリオドを打ちました。

2024年6月24日。
腰を痛めていたので、最後に運転することもなく、最後に乗ることもなく。
あっさりとした数分の後ろ姿のお別れでした。
息子も泣いてはくれませんでした。

それほど悲しい気持ちもありませんでした。
どんどんできないことが増えていく、諦めることが増えていく。
慣れてきたのかもしれません。

では