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UX関連記事 (2022/6/6)

カメラの時刻設定を間違えていて、2021年でずっと撮っていました。。ひたすら変更に追われましたとさ。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

ローカライゼーションのための効果的なUXコピーの書き方 (KOTOBA UX)

UI のローカライズについての記事です。
UI の文言を他の言語に翻訳したときに注意すべきポイントがまとめられています。
元々は海外記事なので、英語を主体に説明されていますが、日本語に置き換えても、とても大事なポイントばかりだと思います。
特に言葉の長さの件や、一部を差し替えると変になる件は、必ず留意すべきだと思いました。
あと、ローカライズといえば、翻訳だけでなく文化的、習慣的な対応も含められるので、そうした観点のポイントも確認が必要だと思います。

「Hey Siri、○○して」に抵抗を感じる日本人 (U-Site)

音声アシスタントについての対談風の記事です。
自動車のコックピットで音声アシスタントがあまり使われないという話から展開し、日本人が明確にお願いすることが苦手だという話や、コールセンターの利点と音声アシスタントのほうが優れていることなど、興味深い内容が語られています。
そういえば私も以前アレクサちゃんが減っている件で記事を書いたことがありましたが、音声アシスタントがいることが普通になっている世代が大人になったとき、日本人の会話もだんだん変容していくかもしれないですね。

UIサウンドから考える「プロダクトの官能性」 (ウェブ電通報)

UI を操作する上での音によるフィードバックについての記事です。
サウンドデザインの歴史や、最近音のフィードバックが重要になってきた経緯について説明されています。
自社の取り組みについても紹介されていて、リンク先から体験することができますが、けっこう楽しいです。
確かにリモートワークで PC の音量をオンにするようになって、こういうときにはこの音だったんだ、という気づきがありました。
スマートスピーカーのフィードバックも含めて、音によるわかりやすさ、そこから一歩進めた音の心地よさ、というのは注目すべき分野だと思いました。

リサーチ結果をデザインに落とし込む際に使える。ムードボードとは? (ポップインサイト)

ムードボードについての記事です。
ムードボードとはデザインのコンセプトを決めるために、既存の写真やイラストを組み合わせて雰囲気を伝えるボードです。
この記事ではムードボードをどうやって作るかや、サンプルが例示されていてわかりやすいです。
関係者全員で行うのが望ましい、と書かれていますが、ペルソナやカスタマージャーニーマップなど、他の UXデザイン手法などと同じく、関係者の意識統一というメリットは重要だなと思いました。

"We do UX" - The dirty lie of companies in tech (LION+MASON)

「UX をやってる」と言いつつ、適切な UXデザインを行っていないケースについての記事です。
具体的なケースが書かれていて、あるある、と耳が痛く感じる人も多いと思います。
ここで言う「UX劇場」と言う言葉は徐々に浸透してきそうで、ダークパターンと並んで良くない例として取り上げられることになるかもしれません。
「誰もが UXデザイナー」だとして、UXの調査とクリエイティビティを混同するという指摘は確かにその通りで、こうした言い回しは安易に使わないほうが良いかもしれないと思いました。

[Conducting user research with relaxed users (UX Collective)

ユーザーリサーチをリラックスした状態でできるようにするコツについての話です。
インタビューの途中でまったく関係ない世間話を差し込むなど、テスターをリラックスする方法がいくつか紹介されています。
タスクを提示されると緊張して、普段なら途中で投げ出すタスクも達成しようとしてしまうことはあり得ることで、個人的にはインタビューやテストがすべて終わった後、席を立って退室するまでの会話がとても重要だと思っています。
記事ではダイアリースタディの説明も書かれているので、それらも参考になると思います。

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