《変容の対象》2023年3月第1小節目
福島諭さんに《変容の対象》2023年3月第1小節目を送る。
こういった組織を採用するのは変容では初めてとなる。
先月の変容の対象は福島さんの動機から世界は福島さんの手中にあった。楽想は優美であり、揺蕩う(たゆたう)。美しい音響はピアノのもつヴォイスの、最も得意とする領域のひとつであるけれど、全体を通じてそれが底通していて最後のfineまでその世界が揺らがなかった。明日3月5日は東京タワーでピニストの山内敦子さんが三輪眞弘作曲作品「虹機械 公案-001」を演奏するが、山内さんのピアノで先月の変容を聴いてみたいものだ。おそるべき演奏家の彼女の存在は変容の対象とも縁が強い。
ウェイン・ショーターが亡くなったと生徒さんに聞く。マイルスの、ネフェルティティ、ソーサラー、マイルス・スマイルズ、E.S.Pのアコースティック・ジャズに於ける極北の4枚を想う。
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