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イノベーションの歴史 11(コミュニケーション)

コミュニケーションの歴史

1 身振り・手振り

言語以前は、人々は身振りや手振りでしか意思疎通を図れなかったのでしょうか。

2 言語

人類が言語を使い始めた時期は正確には分かりませんが、約5万年前から2万年前にかけて言語が発展したとされています。

3. 絵画・壁画

紀元前3万年頃から、洞窟壁画などの絵画がコミュニケーション手段として使われていました。


4. 文字

紀元前4千年頃、シュメール人が楔形文字を発明し、エジプト人がヒエログリフを使い始めました。

5. 紙

紀元前2千年頃、パピルスがエジプトで発明され、紙の前身となりました。後に、紀元後105年に中国で紙が発明されました。

6. 郵便

紀元前6世紀、ペルシャ帝国でアケメネス朝の王キュロス2世が最初の郵便制度を設立しました。

7. 印刷

9世紀に中国で木版印刷が発明され、15世紀にヨーロッパでヨハネス・グーテンベルクが活版印刷を発明しました。

8. 電信

19世紀初頭、サミュエル・モールスが電信機とモールス符号を発明しました。

9. 電話

1876年、アレクサンダー・グラハム・ベルが電話を発明しました。


10. ラジオ

1895年、グリエルモ・マルコーニが無線通信システムを発明しました。

11. テレビ

1920年代、ジョン・ロジーバード・ベアードが機械式テレビを発明し、後に電子式テレビが開発されました。

12. パソコン通信

パソコン通信は、個人用コンピュータとモデムを使って、電話回線を介してインターネットに接続し、メールやファイルのダウンロード、掲示板への投稿などができるサービスでした。インターネットが一般に普及する前の時代に、コンピュータユーザーがオンラインで情報交換やコミュニケーションを行う手段として広く利用されました。
最初のパソコン通信サービスは、1978年にアメリカで開始された「CompuServe」でした。これに続いて、1980年代には「Prodigy」や「America Online(AOL)」などのサービスが登場しました。 しかし、1990年代後半以降、インターネットの普及に伴い、パソコン通信サービスは徐々に衰退し、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に取って代わられました。

13. 携帯電話

携帯電話の歴史は、1973年にアメリカのモトローラ社が最初の携帯電話を開発したことに始まります。この最初の携帯電話は、モトローラのエンジニアであるマーティン・クーパーが開発し、彼が実際に最初の携帯電話での通話を行いました。 その後、1983年にモトローラが「DynaTAC 8000X」という最初の商用携帯電話を発売しました。この携帯電話は非常に大きく、重く、高価でしたが、それでも多くの人々に受け入れられ、携帯電話の普及が始まりました。 1990年代に入ると、携帯電話はより小型化され、価格も下がり、多くの人々が利用できるようになりました。また、この時期には、テキストメッセージ(SMS)やインターネット接続などの機能が携帯電話に追加されました。 2000年代には、カメラ付き携帯電話や音楽プレーヤー機能を持つ携帯電話が登場しました。

14. インターネット

1960年代、アメリカ国防総省がARPANETを開発し、インターネットの前身となりました。その後、1990年代にインターネットが一般に普及しました。

15. 電子メール(e-mail)

1971年にアメリカのコンピュータエンジニアであるレイ・トムリンソンが電子メール(eメール)を開発しました。彼は、ARPANET(インターネットの前身)上で、コンピュータ間でメッセージを送受信するシステムを作りました。これが電子メールの始まりです。その後、インターネットの発展と普及に伴い、電子メールは世界中で使われるようになり、現代の主要なコミュニケーション手段の一つとなっています。

16.SNS

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、2000年代初頭から登場し始めました。最初のSNSとしては、1997年に開始された「SixDegrees.com」がありますが、このサービスは2000年に終了しました。 その後、2002年に「Friendster」が登場し、SNSの普及が本格化しました。2003年には「MySpace」が開始され、2004年には「Facebook」が誕生しました。これらのSNSは、友達や知人とのコミュニケーションや情報共有を目的として、プロフィールページや友達リスト、メッセージ機能などを提供しています。 その後も、2006年に「Twitter」、2010年に「Instagram」、2011年に「Google+」(2019年に終了)など、さまざまなSNSが登場しました。現在では、SNSは世界中で広く利用されており、コミュニケーションや情報共有の手段として不可欠な存在となっています。

17. スマホ

2007年にはアップルが「iPhone」を発売し、スマートフォンの時代が始まりました。現在では、スマートフォンは世界中で広く利用されており、通話やテキストメッセージだけでなく、インターネットやアプリを使った様々な機能が利用できるようになっています。
スマホは、電話、メール、SNSをワンストップで利用できるコミュニケーションの破壊的イノベーションとなりました。

18. VR

Facebook(2021年にMetaと社名変更)の創業者マークザッカーバーグは、VRをコミュニケーション手段としてのSNSの未来の姿として想定しています。物理的距離を超えて仮想空間のなかで直接会えるからです。
2019年5月21日にアメリカのテクノロジー企業であるOculus VR(Facebook傘下)からOculus Questが発売されました。 Oculus Questは、スタンドアロン型のVRヘッドセットで、PCやゲーム機に接続することなく、独立してVRコンテンツを楽しむことができます。その後、2020年10月13日には、後継機となる「Oculus Quest 2」が発売されました。Oculus Quest 2は、前モデルよりも軽量で、高性能なプロセッサを搭載しており、さらにリアルなVR体験が可能になっています。

郵便物の推移


メール、スマホ、SNSによって、紙の郵便物は激減しています。
郵便物のピークはインターネット普及前夜の1992年でした。

出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200804-00191586


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