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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2018年9月の記事一覧

金曜日のcookbookランキング

#088 ヒキガエルとバレリーナ新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 9月最終週のランキングをお伝えします! 今週は雨天の日が続きましたね。 洗濯がなかなかできないのが困りものですが、この雨の影響か、わが家のベランダに植えているハラペーニョと葉唐辛子がこの一週間で一気に結実してきました。 どちらも初夏に買ってきたのですが、これまでにハラペーニョはもともとついていたちいさい実を3個ぐらい収穫できただけ。 ところが先週くらいから白い

頭でっかちの料理界に復活させたいロマン主義

Eaterによる2018年秋のベストcookbook その28月28日付のEaterに掲載されている「2018年秋のベストcookbook」から、この秋に読みたいcookbookをご紹介しています。 前回は、サンフランシスコの予約の取りにくいレストラン、リッチ・テーブルのcookbookをご紹介しました。 個人的にはSFで行きそびれたレストランなので、購入してどんな料理が提供されているのか見てみたいと思っています。 さて、本日は「レストランとシェフのcookbook」のカ

火災からひとつになったコミュニティーの証

ロイヤルファミリーも手伝ったcookbookが発売今日はめずらしく日本語のニュースから。 昨年6月にロンドンのタワーマンションで起きた「グレンフェルタワー火災」。 70人あまりが死亡した痛ましい火災事故でしたが、この被災者たちを支援するためのcookbookが制作されました。 この本の制作にはサセックス公爵夫人(=メーガン妃)も関わっており、はしがきも担当しています。 どんなcookbookができたのか、見ていきたいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページ

リッチ、リッチャー、リッチェスト

Eaterによる2018年秋のベストcookbook その1 お待たせしました! 8月28日付でEaterに掲載されていた「2018年秋のベストcookbook」の記事を、今日から何回かに分けてご紹介していきたいと思います。 夏はちょっと書くのが遅れて時期を外してしまった感があるので、今回は早めに展開していきますよ! 今シーズンの記事の構成としては、「レストランとシェフ」「家庭料理のスターたち」「ベイキングとペストリー」「ドリンク」の4カテゴリーに分割されていて、それぞ

シンデレラなんかになりたくない

映画『クレイジー・リッチ!』に見るドラマにおける食の役割今週末、日本でも公開が始まる映画『クレイジー・リッチ!』。 恋人が実は大富豪だった……というよくある『プリティ・ウーマン』系のシンデレラストーリーなのですが、今までの作品と大きく違うのは、主要キャストのほとんどがアジア系の俳優で占められていること。 メジャースタジオが配給した作品で、主要キャストがアジア系の俳優で占められた作品は『ジョイ・ラック・クラブ』以来なんだそうです。 25年も経ってまだそんな状況なのか。

大好きな雑誌がなくなるというカナシサ

1987年創刊の料理雑誌が30年の歴史に幕活字から映像の時代への変化が、加速していますね。 Netflixなどでフード番組が花ざかりのいっぽうで、またもや料理雑誌が姿を消すことになりました。 廃刊が明らかになったのは、1987年から30年以上の歴史がある「クッキング・ライト」。 その詳細をフード情報サイトのEaterが報じています。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

食べる前に観るか観ながら食べるか、それが問題だ

Netflix、Amazonプライムほかの9月の新着フード番組ただで観ることができる地上波放送には安価なコストで視聴率も期待できるフード番組があふれていますが、有料放送のほうでもフード番組の快進撃は止まりません。 アメリカのフード情報サイトのEaterに、各ストリーミングサービスで9月から配信されるフード番組の情報が掲載されていました。 なにかキラッと光る面白そうな番組はありますかね。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

金曜日のcookbookランキング

#087 カップケーキに四季を見る新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 9月第3週のランキングをお伝えします! 先日、『マツコの知らない世界』で栗の特集をやっていたんですが。 観ていて無性に食べたくなったものがあります。 これ。 ぼくが仕事でもお世話になっている「わかさいも本舗」さんの「皮付きスイートポテト」です! 今月頭に札幌に行ったときに、新千歳空港にニューオープンしたわかさいも本舗のお店で購入したのですが、この皮付きスイ

料理は押しつけられるものではないが、まったくできないのも危険

デブ・ペレルマンの記事に対する読者の反応月曜日、料理ブロガー/cookbook作家のデブ・ペレルマンがニューヨークタイムズ紙に寄稿した「家では絶対に料理をしない」という文章をご紹介しました。 料理は買ってきたほうが安くておいしいものが食べられるので経済的、浮いた時間は自分のために使える、食生活が多様化して家族全員の要求を満たす料理を作るのはそもそも不可能など、どれも納得のいく理由ばかりで、現代において自分で料理をするということがいかに効率的でないかを指摘する文章でした。

イタリアンかスーパークリスピーかいつも迷うひとに

フィラデルフィアのピッツェリアのcookbookが発売ワシントンDCができる前、10年間だけアメリカ合衆国の首都だった街、ペンシルベニア州フィラデルフィア。 フードカルチャー的には、フィリーチーズステーキの発祥の地としても有名な街です。 地元のホットドッグ店主パット・オリヴィエリが、1930年に細切りにしたステーキを玉ねぎとともにイタリアンロールに載せて提供したところ、評判になったんだそうですよ。 そんな料理もあるフィラデルフィアの街ですが、民族的にはアフリカ系、アイル

そこで食べるものは建築に影響する

イギリスの建築家の知られざるcookbookの名作とその系譜「衣食住」と言うように、ファッションと食、そして建築は生活に欠かせないものであり、相互に作用しあっていますよね。 cookbookの分野でも、例えばイタリアンブランドの「ミッソーニ」がcookbookを出したり、 アメリカのリフォーム番組で人気の建築家がcookbookを出版したりしています。 今日ご紹介するcookbookも、世界的に有名なイギリスの建築家が書いたもの。 ニューヨーカー誌の記事をもとにお届け

「料理をしない」のすゝめ

アメリカのブロガーからの提言このストーリーを書いているいま、妻が展覧会の準備で愛知県に出かけているのですが、ひとりでいると料理が本当にいい加減になります。 昨日は簡単にカレーライスを作り、いまは茹でたトウモロコシや皮をむいた梨で間に合わせています。 自分のために料理をする場合でも、楽しくて凝ったものを作りたくなるときもあれば、手を抜きたいときもある。 それが他人のために料理をするような場合には、なおさらです。 今日はニューヨーク・タイムズ紙に掲載されていたそんな内容の

お菓子づくりは大西洋を渡った

イギリスのお化け料理コンペティション番組が米Netflixに登場現在イギリスのテレビ局「チャンネル4」で第9シーズンが絶賛放映中の『ザ・グレート・ブリティッシュ・ベイクオフ』。 この番組がNetflixでも見られるようになるということで、Eaterが大きく報じていました。 アメリカ人にとって、この番組ってどんな感じなんでしょ? *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!

生き残れるか!? 世界料理のコンペティション番組

Netflixで今秋配信開始!なんか既視感があって食傷気味な感じもするのですが。 動画配信サービスのNetflixが、この秋に新しい料理コンペティション番組を配信するようです。 ニューヨークのフードメディア「グラブ・ストリート」が報じていたのを、読んでみたいと思います。 *** 続きはぜひククブクのページでご覧ください!