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僕が英検1級を受ける理由【人体実験 with 英検1級】

どうも。やる気はあれど、英検の受検申し込みになかなか踏み切れないハコダです。

これを読んでいる方の中には、英検合格に向けて日々研鑽を重ねておられる方もいらっしゃると思います。今回はそんな皆さんの仲間に入れてくださいというお話です。というのも、6月に行われる実用英語技能検定、いわゆる英検の1級に、わたくし、受検するからです!

ちなみに、英検1級を受けるぞ!という今回のお話、シリーズ物として連載記事にしていくつもりです。お届けするシリーズ全体のテーマ…、それは「人体実験」であります。なんか物々しい響きですが、実験体は他でもない、僕自身です。受検を通して、僕がどのように英検や英語と向き合い、具体的にどうやって勉強を進め、何と出会うのか。そして、テスト結果やいかに…、といった顛末を綴りつつ、間に起こった自分の変化や気付きを観察し、レポートします。実験レポートの一発目の記事として、まずはその背景や動機について書こうではないかということで、今、こうしてキーボードを叩いておる次第です。個人的な動機の記事が、皆さんにとって何の役に立つのかわかりませんが、読むに値する記事になるよう面白く仕上げるつもりです。どうぞお楽しみに!


■英検1級を受ける理由

じゃあ、お前は英単語帳、どうやって使うんだよ!

講師たるもの、今の自分に胡坐をかくことなく、常に技術と知識を磨き続けるべし。唐突だが、僕は塾にて子供たちに英語を教えている。かれこれ講師の仕事を始めて10年になる。そこでは、特に大学受験やそれこそ英検に挑戦する生徒に対して、僕は決まってこう言う。

「単語帳使えよ!」

と。入試での英語や英検、いずれにおいても語彙力がキーとなる。それを鍛えるために単語帳は便利グッズであるから、平凡ながらそれを使うように僕は生徒たちに勧めるわけだ。もちろん、投げっぱなしにはしない。僕なりにあれやこれやと単語帳の具体的な使い方についても指南する。でも、あるとき、ふと気付いた。

「そういや、俺、長いこと英単語帳、使ってねーな…」

と。僕が最後に英語のテストを受けたのは4年前、2019年度第三回目(実施日が2020年の1月と2月)の英検準一級だった。当時、結果的に合格したが、単語帳は使わなかった。大分前のことなので、なんで使わなかったのかはよく覚えていないが、たぶん過去問を解いてみて「いけそーだな」と思ったからだろう。過去問だけは当時、対策用のテキストとしてしっかり活用していた。

あれ?ということは、もしかして、僕が最後に単語帳を使ったのは大学受験にまでさかのぼるのか。かれこれ、20年近くも前のことになるぞ。なんてことだ…。やばい事実にぶち当たってしまった。なんと、僕は生徒たちに、単語帳の活用方法について、ほぼ実践に基づかない、ただの理論上のノウハウを教えていたに過ぎなかったのだ。ああ、どうりで…。僕は子供たちに偉そうにあれこれ教えていながらも、途中、どこか自分の言葉に空虚感を覚えていた。その感覚がどこから来ていたのか、それがようやくわかった。無駄に経歴だけを重ね、現状にいつの間にか満足し、僕は講師としての技術や知識に磨きをかけることを怠っていたのだ。


さらば「なんちゃって講師」


「本当の知とは、身体化されたものである」

どこかの本に書いてあった教え。この教えも英検1級に挑戦しようとする僕の背中を押してくれた。よそから借りてきた知識。理屈を知っただけで満足して、生半可な知識をさも知った風な口ぶりで子供たちに「これが処方箋だ」とばかりに突き付ける。恥ずかしいことに、そんな半端な指導が彼らに見透かされているとも知らずに。実際、彼らは「ふーん」と聞いてはいるものの、その後の行動にも、成果にも、何ものにも繋がらなかった。つまり、僕は彼らの心を一ミリも動かせなかったのだ。結局、頭でっかちな人間には講師としての迫力がない。僕は「なんちゃって講師」だったのだ。

講師とは生徒の心に火を点けられる人間であるべきだ。現実、世の大半の子供たちは英語に対して冷めている。そんな心に火をつけるためには、身体化された本当の知でもって、生徒たちにぶつかるしかない。子供たちは小手先のテクニックを見抜く。オレはそんな浅薄で恥ずかしい大人にはなりたくない!…かつて、生意気なロック少年だった頃に抱いていた、世間の大人に対する尖った反骨精神。それが僕の心の中に、すっかりおっさんになった今でも、しっかり息づいているのを感じた。だから、心機一転、誇りある自分を取り戻すために、自ら英単語帳を使わざるを得ない立場に追い込もうと決めた。英検1級の挑戦を通じて「なんちゃって講師」とはおさらばするために!

まぁ、まだ申し込み、してないんだけどね!!!

締め切りは5月8日…、まだ間に合う!



■締め

以上、2024年の6月に行われる英検1級に挑戦する理由について語りました!しっかり胸張って子供たちに英語を教えられるよう、この度の英検、邁進していきます!またすでに告知しましたように、引き続き、シリーズという形で受検の模様を皆さんと共有していくつもりです。普段の生活があったり、英検対策もあったり、また僕自身、筆が遅い性分でもあったりで、リアルタイムなお届けはできないと思います。それでも最後の実験結果と考察まで披露できるよう、しっかりやり切りますので、ぜひ今後ともごひいきに、よろしくお願いします!

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