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どのようにして理念を叶えていくか

自己実現とは?


自己実現という言葉は、心理学者のマズローの提唱する「欲求五段階説」からきています。高次の欲求である四段階目に位置する「承認欲求」でさえ、サルやチンパンジーにもあると言われています。つまり、最上級の「自己実現欲求」は、人間にしか達成できないものなのです。私の解釈する自己実現とは、「自分が生きたいように生きるのと同時に、それが社会貢献に繋がっていること」です。

普段目にする人々の表情、近しい人達の言動から感じるのは、多くの人が自己実現に向かっていないという現状です。人である以上、全ての人々が自己実現欲求を叶えて欲しいというのが、私の願いです。

私たちの使命


では全ての人の自己実現を叶えるために、四谷進学会に属する私たちは何をすべきかと言えば、より根本的な課題を解決していく必要があると考えます。「教育は20年後の未来を変える」と言われますが、ターゲットとなるのは、「子ども本人」「親」「学校(教師)」です。

・子どもが変われば、20年後の大人が変わる
・親が変われば、子どもが変わる
・学校(教師)が変われば、子どもが変わる

ということで、未来が変わります。

なかでも、世の中には、自分の意思では一歩を踏み出せない人も多くいます。逆に言うと、一歩を踏み出すことで自信がつき、その自信によって習慣がつき、人が集まるという好循環を生むことになり、放っておいても成長していきます。
一歩踏み出すことができない人々の背中を押すきっかけを与えたい。
それが私たちのやりたいことです。

日本中の全ての人々の自己実現を叶えることは、とてつもなく高い山で、険しい道のりです。それを達成するためには、理念にかかわるたくさんの事業を行っていく必要があります。
それには、これまでにない価値を与える事業を、一つでも多く立ち上げていく必要があります。全てをゼロから生み出す必要はなく、既に素晴らしいメソッドは世の中にたくさんあります。ただ、それをうまく利用できていないために、世の中に浸透していないように感じています。

根本的なきっかけ作りをするためのイノベーターであり続けることで、日本中の人々が自己実現を叶えられるような未来をつくる。それが私たち四谷進学会の使命です。

バリューについて

では、私たちはどのような在り方で、理念に向かっていくのか。それを定めておくことが、バリュー(会社の価値観)です。社員がどのような価値観を持ち、理念を叶えていくか。そしてそれはどう社会と繋がっているかを以下の4項目で示しています。

★個人の在り方を大切にする
会社としての成功を優先するがあまり、自分自身を大切にしないのでは本末転倒である。顧客満足を叶えるためには、前提として社員満足が叶えられていることが不可欠。また、チームワークの観点からすれば、他の人の価値観を尊重する。

★弱さをさらけ出せる関係性を大切にする
人と一緒に働くことは、色々な感情を生み出し、いつしか、自分の弱さを隠すこと、自分をより良くみせようとすることに力を注いでしまう。チームとして全力で理念達成に全力を注ぐためには、無駄なことに割くリソースはない。個人が個人の枠を超え、組織として密接につながった状態の一部として機能し、弱さを共有していくことで、本質的な強さを持つことができる。

★ワクワクする挑戦を楽しむ
ビジョンに向かうためには、過去のチームにはできなかった挑戦が必要。そして、挑戦には強い主体性が必要。安全領域を出て、新たな試みを一歩一歩積み重ねることで、チームは成長していく。人間の本能として不安はつきものだが、その不安を楽しみに変える。

★関わる人全ての幸せを考えて行動する
特定の誰かの幸せに固執するあまり、誰かが不幸になっていいだろうか?
一つ一つの判断において、そこに関わる全ての人が幸せになるようにする。
資金やモノは、人を幸せにするためのツールである。

これらが、私たちの掲げる理念です。
ただ、理念は掲げただけでは意味がありません。浸透させることが、何よりも大切なことです。
そのためには、手段や仕組み化も大事でしょう。
しかしそれ以上に大切なことは、普段の一つ一つの行為が、理念に照らし合わせてズレが生じていないかを、社員一人一人が感じ取り、さらに深い部分へと掘り下げていくことです。

一方で、会社の理念と個人の理念は、完全には一致しません。
個人の価値観の違いから、少しズレがあるのは当然ですし、むしろ違いがあることによって多様性は育ち、さらに理念はブラッシュアップされていきます。
そして、会社に関わる全ての人の理念が重なる点は、非常に強固な理念となり、揺るがない軸となります。
そういった組織としての相乗効果により、はじめて会社は、社会課題を解決できる道具となりうるのだと思います。

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