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麒麟と花

今日3月30日は麒麟日(きりんじつ)という日とのことなので、麒麟と花について調べてみた。

そもそも麒麟とは

東アジアにおいて古くから信仰されている架空の動物で、体が鹿のようで頭が龍や馬に似ているとされます。また、麒麟は仁徳・寛容・清廉・正義の象徴とされ、聖獣として崇められ、天の使いとされることもあります。

また、麒麟は古代中国においては、帝王の即位の際に現れて国家の安泰を示すとされ、日本でも古代から皇室や貴族の家に伝わる家紋として使用されています。さらに、麒麟は邪気を祓い、災いを鎮める力を持つとされ、風水においても大切な役割を果たす存在とされています。

日本大百科全書より

中国の神話によると、麒麟が現れたときには、桜の花びらが舞い落ちると記されています。美しい桜の花の舞いと共に麒麟があらわれ、人々に喜びや祝福をもたらす。その場が神聖であり、麒麟が持つ聖なる力の表れとして、その場所に美しい花が咲き乱れる。

なんとも美しい風景が浮かんでくるではありませんか。

日本の神話や伝説では麒麟は菖蒲の花が咲く所に現れるという記述があります。
ショウブ科(サトイモ科)の菖蒲は邪気を払い邪悪なものを除く力があるとされ、5月5日にお風呂にいれたりする習慣が日本には残っています。菖蒲の花が咲くその場所が清らかで、そこに現れる麒麟は邪気から人々を守り安らぎと安全をもたらすとして尊ばれています。
紫や白の凛とした花が美しいアヤメ科の菖蒲が咲いている場所に麒麟が佇んでいる姿もまた神々しく幻想的な景色です。

麒麟にお願いごとをすると運気があがる日だということですので、お花と共に麒麟の置物などを飾るのも開運に繋がるかもしれません。

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