見出し画像

水中ウォーキングのデメリット

「水中ウォーキングってどう思いますか?」

そんな質問をよく受けます。
今日はこの質問に対するmy opinionです。


結論、それだけに頼らないで!

水中ウォーキングはとても良い運動であることに間違いはありません。
水による抵抗が負荷にもなります。水圧による圧迫が有酸素性運動の効率を上げるという研究結果もあります。

こういった事実からしたメリットが確かに多いのは事実です。

他にも、関節を痛めている方や、足首や膝の靭帯を痛めた方のリハビリとして行うのは非常に有効だとも思います。

しかしここに諸刃の剣的なデメリットが転がっています。

重力ってとても大切

宇宙飛行士が無重力空間でしばらくいると、立てなくなるほど筋肉が落ちるというのを耳にしたことがある人は少なくないと思います。

重力が少なくなる空間では、このように筋肉への刺激が落ちることが容易に示唆されます。

浮力により重力がかかりにくくなり、筋肉への刺激が落ち、運動しているはずが筋肉が落ちてしまうなんて可能性もあるわけです。
もちろん宇宙環境ほど重力が無くなるわけではないですし、ずっと浮いているわけではないので、これはスローな経過の話です。

骨密度が落ちる

特に女性はホルモンの影響で、骨粗鬆症になりやすいと聞いたことがあると思います。
骨を強くするには、重力という要素が非常に重要なことをご存知でしょうか?

骨に対して長軸方向への圧力が骨密度を増すために必要な要素となっています。

これも紛れもない事実。

寝たきりでいると骨が弱るというのはこういう理由。

水中でも少なからず骨への刺激がソフトになるので、骨を弱めてしまう可能性も出てきます。

基本的に我々は陸で生活する動物です。

水中ウォーキングだけに頼らず、陸で重力を感じる運動をすることをお勧めします。

水中ウォーキングがダメ!ということではないですよー

両方すればなお良しですね。

ちなみに、、、エアロバイクのような室内でのバイクばかりやっている方も同じです。下肢への重力刺激が少なくなるため要注意です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?