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癒しの旅、キャンベラ①

6月某日。
思いがけず仕事のシフトが減る事になったので、これを機にと半年以上我慢していた旅行に行くことにした。
どうせなら列車で旅をするのも新しくていいね、と決めた行き先は、キャンベラ。
シドニーから電車で4時間強、バスだと3時間半ほどで行ける、オーストラリアの首都だ。
首都という割にはイマイチパッとしない街ではあるけれど、久しぶりの新しい土地にワクワクしながら一泊2日の旅を計画した。
今回は、列車での道中について書いていく。

列車のチケットを購入する。


冒頭に書いた通り、今回のコンセプトは列車の旅。
バスの方が安いけれど、パートナーが手足が長い上に4時間も乗るのであれば多少は広い方がいいという事で、悩むこともなく列車を選択した。
列車の便は1日に3便だけ。そんなに時間の選択肢はないので、もしも自分の時間で旅程を組みたい人がいたら、バスをおすすめする。
予約サイトは以下のNSWトランスポートのサイト。

日本の高速バスなどと一緒で、5日以上前に予約すると、数量限定で安いチケットが購入できる。
この時は帰りの便だけ割引チケットが買えたので、金額は1人あたり75ドル。
エコノミーとファーストクラスがあるが、エコノミーで十分だと思う。
ここで注意してほしいのが、選択する駅。キャンベラ(キングストン)と呼ばれる駅が、所謂セントラル駅なので、市街地に行きたい人は要注意。

キャンベラとだけ打つとこんなふうに出てくる。


乗車当日


待ちに待った旅行当日。
7時15分発の始発を取ったので、それに合わせて朝食を購入しながら、20分ほど前に駅に到着。
売店が車内にあるらしいけど、やはり高いと聞いたので、好きな食べ物と飲み物を買って、道中の支度は万全。
電車の中にトイレはあるけれど小さいし古いので、トイレを済ませてから乗車する。
チケットは購入してあるので、駅のディスプレイで自分の電車のホームを確認し、オパールカードをタップせずに構内に入る。

基本的にグランドコンコースから電車は出ている。

この日は生憎の雨。寒さに震えながら乗車すると、中はこんな感じ。

広くもなく狭くもなく。

古いのだと30年ほど稼働してるらしい。すごいね。
そんな古さなので、なんとコンセントがない!事前情報があってよかった。ということで、ここにも書いておく。ネットの時代、素晴らしい。
充電しながら動画見るなんて出来ないので、念のため充電器を持ちつつiPadを持ってきた。
道中は山の中なので、電波ももちろん不安定。今回はNetflixの映画をいくつかダウンロードして楽しんだ。
朝の便なら外を眺めても楽しいけれど、夜の便は本当に何も見えなくて暇なので、時間潰しのアイテムを持ってくることをおすすめする。

道中


必要な情報はある程度書いたのであとはサクッと車窓から見た風景など。
基本的には山や川が多くて、シドニーとはまた違ったオーストラリアを感じられて楽しい道中だった。

車窓から見える牛や馬も新鮮。
冬に入りかけだったので黄色く染まった木々。
うまく写真撮れなかったけどめちゃ可愛い途中の駅!

映画を観ながら、時々外の風景に夢中になるという道中を過ごした。

キャンベラに到着。


4時間強、やっとキャンベラに到着!

いくつかのブログで読んだ通り小さすぎる駅だった…
到着した電車を迎えてくれたのはカンガルーファミリー。

到達してすぐ、横を飛び跳ねていくカンガルーに乗客の多くが興奮して写真を撮っていた。私もそのひとり。4年住んで、ようやく念願の野生のカンガルーに遭遇できて大興奮。私のカンガルー記念日。
ついた駅は、え、ほんと?っていうくらいローカル感溢れる小さい駅。そして周り何もない。
市街地へはUberか、専用のICカードを購入してバスに乗ることもできる。
私たちは徒歩20分のところにホテルをとっていたので歩くことに。その辺はまた別の記事で。

帰りの道中はというと。


2万歩以上歩いた後だったので、疲れ果てた後の電車は辛いものがあった。十分な暇つぶし、もしくはほっとアイマスクなどリラックスできるグッズを持っていくのがおすすめ。
疲れ果てた中で、揺れの中活字を読むと酔ったので、動画がいいかなというのが個人的な意見。

どちらにせよ、なかなか貴重な経験ができた列車の旅だった。
寝台列車も気になるところ。

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