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体裁という大きなブレインロックの中で生きていた


第1子長女の私には 
たくさんの、ブレインロックがありました。 
ずいぶんと、外してきたつもりですが 
「専業主婦でないと、ちゃんとした子育てができない」 
というのが、私にとって一番大きかったかな、と感じます。 
だから、結婚当初、お金がないのに無理して専業主婦していましたし。 
 
そして、実家は男性上位だったとも思います。 
女の子は、教養があればいい 
だから、私は習い事が多かったです。 
バレエ、ピアノ、フルート、お茶、お花、などなど… 
勉強や仕事は男子。 
小学校の頃、弟は、塾に行かせてもらっていたのが 
私は、うらやましかったです。 
 
高校では、公立の学校に通っていました。 
親友と呼べる友だちのお父さんは、弁護士をされていましたが 
「弁護士はすごいらしい」くらいの認識しかなく 
当時の私には、それがどういうことか(収入が良いこと等) 
まったく、ピンと来ていませんでした。 
 
弁護士のお家なら、さぞかしいろいろと厳しいのかと思いきや 
彼女の家はとても自由で、本人の意思を尊重してくれていて 
大学進学でも、就職先も、結婚相手も 
本当にとっても自由で、自分で決めて 
「端から見てどう見えるか」ではなくて。 
 
「体裁」だけだった私の家から見て 
びっくりするくらい、自分が好きだからという軸だけで 
なんでも、自分で進めていけるところに 
うらやましさと、すごいな…と思うところがありました。 
自分の規準とまったく違うことに、モヤモヤとしながらも 
弁護士であっても、体裁は気にせず 
子どもの人生には、口出ししないんだ…と 
そのご両親の考え方に、本当に一番衝撃を受けました。 
 
だからと言って、それからすぐに私の行動が変わった訳ではないのですが 
とても大きな刺激をもらったことは事実です。 
 
当時は、ブレインロックの内側で生活していたな、と思いますが 
きっと今でも、まだ気がついていないモノも多くあるように思います。 
 
確かに、私もロッテリアが美味しい 
というイメージは、まったくありませんでしたし… 
 

自分では、人の話を聴くことは得意だと思っていて、仕事でもプライベートでも、いろいろな人から相談を受けることが多いです。自分自身では、それが役に立っている感もあって、それで人が楽になるのなら…と、ずっと思っていました。 
でも、人の話を聴いた後に共感しすぎて、自分がしんどくなることが多かったので、自分自身でカウンセラーみたいな仕事は、絶対に無理だなと思い込んでいました。 
でもでも、私にはとっても興味がある分野だったので、それをやる前から、自分自身で絶対に無理だと決めつける必要はないのかな、と最近思えてきました。 

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