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10:退院

頭痛の改善

手術の次の日、夫からLINEが届きました。
頭痛が劇的に良くなったとのことです。

1カ月以上も頭痛と戦っていたので、このLINEをみて本当に安心しました。

そこから9月3日まで入院生活が続きました。最後の方、早く退院したくて、ブーブー文句言っていましたが。

リハビリも頑張り、今のところ大きな障害もなさそうです。

ただ退院の際の、先生からのお話しで

・少し高次脳機能障害が出てるかもしれない
・頭の髄液が溜まっているため水頭症の疑いがある。その場合、3カ月後に手術しなければいけない。

ということを言われました。

私から見ると普通の夫なんだけど。

その時はあまりピンとこなくて、人ごとのように聞いていました。

そんなことより夫の退院が嬉しくて嬉しくて。


だけどこの後、大変な大変な生活が待っているのです。

祝退院…?

退院してからしばらくは普段通りの夫でした。会社の人とミーティングもしていたし、料理もつくっていました。

ただ、なんて言えばいいのかわかりませんが、
夫から焦りとか不安みたいなものが全く感じなかったのが、少し不思議だったんですよね。

慎重なタイプだから、仕事のことや生活のことなど結構気にしそうなのに。

変化が現れ始めてきたのは、9月の3週目あたりからです。

最初は、料理の手順がめちゃくちゃになったり、ぼーっとすることが増えたり、歩き方がおかしく、フラフラするようになったり。

また変なことを頻繁に言い出したんです。

「今日、誰が来るんだっけ?」
「荷物を撮りに行かないと」

どれもそんな予定なんか一切ないのにです。

明らかにおかしいと思ったのは、夫がシャワーを浴びに行ったのに、30分経っても戻ってこなかったとき。

不思議に思い、お風呂場に見に行くと、裸の夫が洗面所に立っていました。

髪も体も濡れていません。

「どうしたの?」と聞いても
自分でも何が何だかわかっていない様子でした。

急に怖くなり病院にすぐ連絡しましたが、連休中のため休み明けに病院でみてもらうことになりました。

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