コーチングバックワース/コーチングフォワード
おはようございます。TICEコーチ小野寺です。
テニスの試合を録画して終了後に映像を見るとします。勝利した試合、負けてしまった試合など録画することで過去の結果が残ります。
競技で試合を録画する理由は記録を見て修正箇所を見つけて成長するための教材にする。または仲間や家族と見て楽しむのも競技です。
コーチング・バックワースとは失敗した映像を見て教材としてしまうことです。失敗に注目してコーチングするのでネガティブな自己イメージが蓄積されます。失敗した場面を何度も繰り返し見せられることで失敗のイメージが固定化されるということです。
例えば車で事故を起こした人に「あなたは事故を起こしやすい」と言うのは良かれと思っても失敗のイメージの固定化により更にネガティブな事故の状況を強化する刷り込みです。
コーチング・フォワードとは求める映像をプレーヤーの無意識にインプットして置き換えることで行動と判断がより良い未来に向かう様に手助けします。失敗の場面を見るのであれば1回とし、修正点を見つける為のみ使います。決してネガティブを助長するものであってはなりません。
お読みいただいて分かる通り未来に成功した映像を記憶することの方が楽しいですね。TICEコーチはコーチング・フォワードを使うのです。
「良かれと思って」「あなたには無理」
この言葉はドリームキラーです。
失敗に対して指摘を続けたり、上手くいったことを認めず否定したり。拒絶できる人は躱せるでしょうが、受け入れてしまう人は失敗が固定化され不自由を受け入れてしまいます。特に子どもたちです。スポーツ指導の在り方はいまだに上下関係で成り立っていることが多いと思います。
コーチとプレーヤーは上下でではなく横。いつも横に居てくれる人です。
何を言っても大丈夫な人がコーチです。言いずらいことがある関係は上下です。これを言うと怒られそうなど・・。
未来を肯定的に映像化するコーチング・フォワードを広げていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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