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簡単なヴァガバットギータ

ヨガをしてる方なら
ヴァガバットギータの話は一度は聞いた事があるかもしれない

ヴァガバットギータとは

クリシュナ神がアルジュナに伝えた
ヨガの極意の話である

アルジュナは戦いの最中
戦いを放棄しようとした
そこでクリシュナ神は
アルジュナに

ヨーギンとは何か
を語った

ヴァガバットギータは
短い話ではあるが
ヨガの全てを
クリシュナ神が簡潔に語っている

それは非常にシンプルで
ヨーギンは放棄をする事で
解脱し、全ての苦しみから解放される
という

クリシュナはヴァガバットギータの中で
放棄の仕方
行為をする時に
どうしたらカルマにならずに行為ができるか
全てを語っている

非常に簡潔に言ってしまうと

自分の意思に関わらず
目の前に生じた事に対して
行為をする時
クリシュナ(もしくは他の神々)
に全てを捧げて
自分の意思(エゴ)を使わなければ
それはカルマにはならない

カルマにならないという事は
カルマによって全ての生物は
何度も輪廻転生をするのだが
カルマが生じず
修練に励む事で
全てのカルマは消化され(浄化)
(グルが代わりに消化する場合がある)
人は一体化(サマディ)、解脱も
達成する事ができる

そしてヨーギンは全ての苦しみから解放され
ブラフマンと一体化し
心の平安、平等を保ち、苦楽もなく
好き嫌いもなく
神々を中に招き入れる事ができる


ヴァガバットギータの裏は

ヨーギンになるという事は
神々の器となり
人体を彼らの神聖な器とし
全ての自我を彼らに託す事で
完全な心の平和と幸福を得る

という強いメッセージを発している

これが
ヨガがスピリチュアル、宗教と
繋がり強いと思われやすい由縁である

ヨガとスピリチュアルは決して別では語れず
ヨガからスピリチュアルをなくしたエクササイズは、
ヨガのアーサナの練習を
エクササイズとしたもので
ヨガの練習の中でも
最も初歩の練習だ

特に現代人は運動不足なので
エクササイズが必要なのは確かなのだけど

欧米人向けに開発されたヨガのエクササイズは
スピリチュアル部分を抜く事で
よりエクササイズ感が増している

それが良い、悪いもなく
ヨガはあらゆる形で人々の生活の中に
溶け込んでいくテクニックだ

例えば本来ならヨガに全く興味のなかった人が
エクササイズのためにヨガを始めて

そこから段階をおって
いく世代か先でヨーギンになる事も可能なわけである

ヴァガバットギータ内で
クリシュナが語っているのは
人々の心の救済だ

身体が救われた後
心も救われる
それがヨガのテクニック

エクササイズをヨガではない
という人もいるが
決してそういうわけではない

ヨガはただのテクニック
常に変化していく
ヒマラヤで細々と広められたテクニックが
世界中に広まり
名が知れ渡って
今や知らない人は少ない

それほど素晴らしい事はない

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