GarageBandから始まるDTMer生活
こんばんちは
僕は今フリーランスです。
アルバイトをすることなくバンド活動が行えるよう、強く願い続けていましたが、ようやく去年フリーランスになることができました。
実は僕音大卒なのですが、音大生時代から「バンドで飯を食う」というより
「音楽で飯を食う」というのを目標に掲げていました。
もちろん将来的にはバンドで飯を食いたいのですが、
とにかくアルバイトが嫌だったので手に職をつけて仕事に打ち込みたい。
と、いつからかそれが目標になってました。
今の職は編曲家、プロデュース、レコーディングエンジニア(仮)的な感じですね。新しい名称があったらいいなって思ってるくらいです。
元々編曲家になりたかったのですが、
DTMには疎く、やる気もあまりありませんでした。
大学の恩師には編曲家のほとんどはパソコンでDEMOを作る、と言われ、絶望したのを覚えています。笑
確かに「編曲させてください」って営業をかけても、なんか違和感ありますよね。バンドマンだったら、いや別にお前の力借りねえから、みたいな感じで言われてしまうと思うし。
だからこそDTMは絶対に触れた方がいいなと思い、勉強し始めたのが2年前。この時点でだいぶ遅れを取ってる。
まず何で在学中に学ばなかったのか、と過去の自分に言いたい。お前は愚かだ。
在学中からギターや音楽理論のレッスンで少し生活の足しにはなっていたけれど、膨大な数のレッスンをこなさない限りはバンドを続けながら生活を保っていくほどの収入は得られない。
なので目に見える形(耳に聴こえる形)で手に職をつけようと思ったわけです。おまけに自分の曲をブラッシュアップできるなら儲けもんだと。
今日は自分のDTMの歴史を振り返ってみて、誰かのやる気につながればいいなと思いブログを書いてみている次第です。
第1期:2011年 Cubase LE
中学卒業のお祝いとして親に買ってもらった、
「ZOOM R-16」に付属してきたCubase LEでした。
中学生の頃はMTR(これ多分もう死語)としてこの機械だけで音を録音して、ろくなミックスもせずにCDを作ってました。
ふとDAWが付いていたな、と思い出し親のパソコンにインストール。
情報もろくにない、誰も周りに使っている人もいない、で使えるわけもなく挫折。今思えばこの時ある程度ググって頑張っていれば、、、
第2期:2014年 Pro Tools
大学に入学してちょっと、
副科といって、20分だけレッスンを受けられるコマがあったんですが、
そこでPro Toolsを習いました。
大学の機材だったので、扱うのも一苦労。
インターフェースのI/Oもよく分かっていなかったので、結局DEMO一つ作らず挫折しました。クソが。
今思えばこの時別のDAWで頑張っていれば、、、
第3期:2015年 GarageBand(iPhone)
当時やってたバンドTEDDYでみんなで曲を出し合おうという時期。
iRigという便利品を父親が趣味程度で買ってきたところだったので借りて作ってました。
そん時作ってたDEMOが出てきました。
うんこすぎて出したくないんですけど、背に腹は変えられぬ。
この時から少しDTMに対する意識は変わってきてたのかな、って思います。
自分の脳内を一人で再現できるわけで、曲作りの自由度が高まったような気がして嬉しかったですね。
このラインのクオリティーまでなら持っていける、って人が一番多いんじゃないかな、メンバーに雰囲気を伝えるDEMO段階!
第4期:2017年 GarageBand
TEDDYの解散が決まり、Fallsheepsを組む前。
いよいよ自分でDEMO作らないとやばいと思い勉強しました。
ここまで追い込まれないと人間は動けないもんなんですかね、くそったれ。
当時はインターフェースを持っていなかったので、iRigをパソコンにぶっさしてギターを録音するという暴挙に出ていました。
付属のギターシミュレーターもクソみたいな音だったので、
エフェクターを直差ししてDAW上で音を出していました。
この時のDEMOはまぁまぁ聴いてられるかな、くらいにはなったかな。
Fallsheepsでそのうちやりたいなって感じ。
でもまだ全然ミックスもできないし、とりあえずやってみた、ってくらい。
誰かに聴かせるレベルではないかな。
第5期:2018年 Logic
DEMOを作る延長上でCDの音源のような音が作れるとはこの時まだ知る由もなかった。Logicでミックスマスタリングできるん??って思ってたし。
でもGarageBandの上位互換だしってことで2018年元旦(クレジットカードが切り替わるタイミングを狙って)買いました。
GarageBandすらまともに動かせていない状態だったので、買うのは早いかなと思っていたのですが、勢いDAIJIかなって。
このタイミングでも全然今までと変わらないクオリティーだった。
DEMOクオリティーくらい。
第6期:Logic 2019年~現在
この間が濃すぎたんだよな。
まずBearwearが宅録だって知ったことがデカかった。
ドラムが打ち込みでいいなんて思うわけなかったのに、
あまりの音の良さに感動した。打ち込みでここまで持っていけるのかと。
See You Smileえのもっちゃん、ありがとう。君のおかげだ。
色んな録音方法試したなぁ。
彦DEMOを簡易ミックス(というかこれが当時の限界)
スタジオにマイク立てて一発ドリ
彦の打ち込みを簡易ミックス(というかこれが当時の限界)
とかとか。
要はDEMOの延長上に仕事も高品質な作品も何もかも存在していたということに気づいてしまったんですね。
だからDEMOなら作れるけどなぁ、、って人は頑張れば普通に手に職つけてやっていけるんですって俺は言いたい。。。
仕事になり始めてからの作品はこんな感じ
akane kai - 編曲、REC、MIX、Mastering
Liz is Mine. - 編曲、REC、MIX、Mastering
AIRTONIC - 編曲、REC(ドラム以外)、Mix、Mastering
大畑カズキ - REC、Mix、Mastering
pire - 編曲、Mix、Mastering
まだいるけど、こんな感じ。
もがいて頑張ってきてよかったなと思います。仕事にできて嬉しいです。
俺のDTM質問に答えてくれた友達や先輩のおかげでここまで来れたと思います。感謝。
だから、何か分からないことがあったらみんな俺にも聞いてください。
そうやって音楽業界を変えていきたいと思っているところなので。
いや、まだまだなんですけどね、自分。
まじで上には上がいると毎日思い知らされる。
編曲もRECもMixもMasteringも、その手のやばいやつはまだまだいる。。
まとめ
・DEMO程度なら作れるって人はそのまま品質の良い音源に持っていけるぞ
・Logicなら教えられるぞ
・挫折している人は何回も別の方法で立ち向かってみよう。。。
・お仕事待っています(宣伝)
って感じですね。
良いDTMライフをみんなが過ごせますように。
音楽あまりやったことないって人も、意外と簡単に作れるからおすすめだよ!正直楽器始めるより手軽ではある。
んじゃの。
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