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【重要】 ”パスを出した後”の3つのプレーオプションとは?

先日、今シーズンも終わったタイミングに少し指導者としてのアップデートをし直そうと思い、各アクションの整理をしていた際にふと思ったことがありました。

今日のテーマにもある「パス」というテクニックアクションについて考え直していた際に、僕ら指導者は”パスを実行する際”に与えるキーファクターはたくさん持っているなと思いました↓

-どこの部位にボールを当ててパスをしよう
-速いパスをしよう
-どこに向かってパスをしよう

この辺りの内容は特に、日本人指導者の方がマニアックな方もいたりしてより具体的なものを持たれている方も多い印象です。

もしくはパスを出す前も同様です。

-体の向き作ってボールを受けよう
-受ける前にしっかり見ておこう

ここに関してもしっかりと選手に対して指摘が行えている指導者も多いと思います。ただ、このパス関連で何が不足している傾向にあるのか?と考えた時に、パスを出した後のキーファクターが圧倒的に少ないなと思ったわけです。

パスを出した後に、どのように動けばいいかわからなくてピッチ上で迷子になってしまう選手や、無駄に動いてしまって味方のスペースを邪魔してしまたりとか、特に日本人に多い現象がパスを出した後に「とにかく動かないといけない」という感情が走りバタバタしてしまってアクシデントが起こってしまったりとか。

このような現象は多々見るので、改めてパスを出した後のキーファクターを整理しきれていない指導者が多いんじゃないかと思いました。

ということで今回の記事では自分の中で整理したものを言語化し、みなさんにアウトプットしていけたらなということで「パスを出した後の3つのプレーオプション解説」ということで共有していきます。

※こちらの記事内容を動画で視聴されたい方はこちらから


①パスを出しながら動く

1つ目のプレーオプションは「出しながら動く」です。なんとなく想像できる方もいるかと思います。

どのようにな時に起こりやすいかというと、より相手との距離が短くなる縮小されたスペースの中で自分のマークを剥がしていかないといけないような場面において必要となります。

このわかりやすい典型例は、ワン・ツー(壁パス)です。

※壁パス関連動画はこちら

ボールを出しながら、自らが再度ボールを受けるために動き出していると思います。出した後というよりは、出すと同時に動き出すというイメージです。

②パスを出してから動く

2つ目のプレーオプションは「出してから動く(出して一度止まってから動く)」です。①と②の区別はしっかりとする必要があります。

ここでの第一目的は、再度味方に対してパスコースを生成してあげること、そして自分がボールを受けるためではなく自分がその場から動くことでマークを一定の場所まで動員し、味方の選手がボールを受けるためやボールを運ぶためのスペースを生成することにもあります。

③パスを出してから静止する

3つ目のオプションは日本人選手が苦手な印象があります。ここまで見てきた2つは、出した後動くことに共通点がありましたが、3つ目のオプションは出した後にその場にストップするというもの。

ここでの目的は主に以下の3つ。

-緊急のサポートを保持者に与える
-その場で再度ボールを受け(パスリピート)サイドチェンジ
-リスク管理に回る

※サポートの参考動画はこちらから

※パスリピートのコンセプトについてはこちらから

何度も言いますが、この3つ目のオプションが日本人選手は特に苦手な印象があります。とにかく動かないといけないような考えのある選手が多いようなイメージです。

こんな感じで少しパス後の行動を3つに整理してみました。育成年代の早い段階から1つ1つのアクションの整理を行い、理解しながらプレーする習慣をつけることは非常に重要です。

少しでもフットボールの整理をしてプレーや指導に活かしたいという方はこちらをのぞいてみてください↓

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