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小学生から異なったポジションでプレーさせるべきか?の答え。

今回はよく受ける質問の1つに自分の意見を交えて回答していきたいと思います。質問の内容はこちら↓

育成年代において複数の異なったポジションでのプレーはさせる(する)べきですか?

みなさんも一度は考えたことのあるテーマだと思います。

自分の結論は「させるべき」ということで大賛成派です。これはトレーニングに限らず、実際の週末の試合においても同様にです。

理由を簡潔に2つにまとめて話していきます。

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理由① 適応力のある選手を育てる

1つ目の理由は、インテリジェンス,適応力のある選手を育てるという観点です。

この適応力という言葉をもう少し具体化していくと、例えば23/24のレアル・マドリードを見ると、シーズン途中に怪我人が続出しCBが不足していた中、普段SBでプレーするカルバハルがCBを完璧にこなしてプレーしたり、普段中盤の位置でプレーするチュアメニがCBをこなしたりするような場面があったと思います。

シーズンを通してどのようなアクシデントが起こるかわからなかったり、監督からどのような要求がいきなり飛び込んでくるかわからない中で、小さい頃から異なったポジションでのプレー経験を記憶として脳に刻んでおくこと(戦術メモリーの蓄積)ができれば、このような場面において適応力のあるプレーヤーとして一定の評価が得られることもあります。

もちろん、小学生年代から高校生年代へと上がるにつれて自分にとっての固定されたポジションが決定はされてくると思いますが、プロやアマチュアでの世界でに立った時に、先ほども触れたように監督からの異なった要求に答えることができれば1つ大きな武器になります。

理由② 異なったポジションでのプレーが本来のポジションでのプレーを助ける

例えばあなたが普段、ボランチのポジションでプレーしているとして、ある日異なったポジションであるセンターバックでプレーをした時に、そのセンターバックのポジションから見える景色がある中で、チームメイトであるCBへの理解も生まれ、もしかしたら本来のポジションであるボランチのプレーに戻った時に、サポートの距離感の改善にもつながるかもしれないし、ポジショニングの修正にも繋がる可能性もあります。

複数のポジションを操ることでも知られるセルジ・ロベルト

あとは、やはりフットボールというスポーツは11vs11の集団スポーツという前提がある中で、トータルしてプレーへの理解を示していかないといけないゲームです。

そのような意味でも、異なったポジションでのプレー経験というのは総合的にフットボールを理解していくという観点でも重要なだと考えます。


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