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ワートリって何でこんなに面白いん?


私は『ワールドトリガー』という漫画が大好きだ。

一度買った漫画はあまり読み返さないタイプだが、ワートリは定期的に読み返したくなるし、作業用BGMとしてずっとアニメを垂れ流していたりする。
推しという推しは特にいないが、強いてあげるなら三輪秀次。真面目すぎて損をしてしまうところが好き。あと黒髪三白眼。他にも影浦や奈良坂、あと最近は本誌の影響で諏訪さんも好き。自分が入りたいのは鈴鳴第一。来馬先輩(と書いて仏と読む)の為ならなんでも頑張ります。
他にも言いたいことは山ほどあるが、それは別記事とかにする。
とにかく、ワートリが大好きだ。

先日ジャンプスクエアが発売され、単行本派だった私だが、あまりにも展開が気になって本誌を買ってしまった。
それを読んでいる時にふと、唐突に、何故こんなにもワートリを面白いと感じるんだろう、と思った。

その瞬間は「単純に戦略やストーリーが面白いからじゃない?」という答えが自分の中で出た。しかし、それでは私がワートリを好きだと思っている理由の1/3も伝えられていない。確かにそうなんだけど、そうじゃなくて、もっとこう〜というなんだかもどかしい気持ちになった。

過去、爆発的にハマっていた時期があるわけでもなければ、ゴリゴリの推しキャラがいるわけでもない。なのに、ずっと好きな漫画に入っている理由はなんだろう?と思った。

まずは私自身がどんな漫画を好きになる傾向にあるのか、考えてみた。
ストーリーについては、今まで好きだなと思ったものは特にジャンルの偏りはなく、逆に同じようなジャンルでもイマイチ好きになれないこともあれば、爆発的にハマってしまうこともある。

じゃあなんだろな〜、と過去ハマったジャンルの好きなところを挙げていった。すると、私はだいたいのジャンルはキャラクターが決め手となっていることがわかった。これは「好みのキャラがいれば良い」ということではなくて、「登場人物のキャラクター性がどこまで作り込まれているのか」を差す。
よく考えたら最初の方も私キャラクターのことばっかり羅列してたしね。納得。

ここまでたどり着くと、「何故こんなにもワートリを面白いと感じるんだろう」に対しての答えがすんなり出た。

つまり、私がワートリを面白いと思うのはキャラクターの掘り下げが抜群に上手いからだ。
特にB級ランク戦からはそれぞれ登場人物同士の関係性もしっかりと描かれている。
例えば、私が入りたい隊No.1の鈴鳴第一。
B級ランク戦round3の那須隊vs鈴鳴vs玉狛にて、別役太一が隊長の来馬辰也をとっさに庇ってダメージを負い、ベイルアウトしてしまう。しかし、来馬隊長も既にダメージを受けていたので、これはノーダメージだった別役が庇ったのは別役の判断ミスか?と思われたが、「鈴鳴第一はどんな状況でも来馬を庇う。そういうチーム」であることが判明した。試合運びの戦略だけでなく、こういったキャラクターの関係性や心情が入ってくることで、より深みが増しているのではないだろうか。
そうでなくとも、あんなに多くの登場人物がいるのにそれぞれキャラが立っているのは素晴らしいと思う。葦原大介氏、凄い。

今、本誌では「遠征選抜試験編」が始まり、めちゃくちゃ面白いところなのでオススメ。
現在『ワールドトリガー』は23巻まで刊行されており、今ならまだ本誌にも間に合うのでアニメは見てたけどそれっきりの人や、休載中に離れていた方はこれを機に是非読んで欲しい。

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