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28.凡人が年収1000万円を超えるまでにやったこと

今回は本のレビューではなく、凡人が年収1000万円超えるのにどのようなプロセスが必要かを書きたいと思います。

私は至って凡人ですが、30代になってから年収1000万円を割ったことはありません。働く主戦場が日本ではなかったことも影響しているかもしれませんが、日本から転職のオファーをもらうときも凡そ1000万円を超える事が多いかったです。ではなぜそのようなオファーが来たりするのか、本日はこの点を書いていきたいと思います。私は下記の3点が非常に大事だと考えています。

<必要なもの>

■専門性(市場が抱えている課題を解決できるスキルがある)

■英語+業務スキル(市場の潜在的なニーズになっている)

■駐在可能(希少性が高い)

■具体的な方法は?

(結局どこにでも溢れている内容になってしまいましたが(笑))

1つずつ解説していきたいと思います。簡単に言うと自分の付けられる付加価値を上げる事です。どんな仕事でも役割があり、付けられる付加価値があります。その付加価値が上がれば市場評価はあがり、年収も上がります。

■専門性(課題を解決できるスキルがある)

まずは専門性になります。これはどんな分野でも大丈夫だと思います。ソフトウェア、ハードウェア、メカ、Web、何でも大丈夫だと思いますが、これを日本にいる間に一人前になるまで身に付けましょう。素直にいう事を聞いて、学ぶ姿勢を持ってやっていればどんな人でもある程度身に付くと思います。手作業が不器用でも、知識レベルは一定レベルまでは身に付けることが出来ます。

■英語+業務スキル(市場の潜在的なニーズになっている)

私と同じ分野のハードウェアエンジニアの領域では英語が出来るだけかなり需要が高くなります。ただし、英語を使う日本人のエンジニアの場合、交渉事を行うことが増えると思いますので、柔軟性のある交渉術を身に付けておくと仕事をGetしやすいと思います。顧客の窓口に立ち、顧客の課題を解決するような仕事は溢れていますし、日系アメリカ企業は英語が出来るエンジニアは希少性が高くなります。ただし、英語だけではなく、論理的な思考能力や人とのコミュニケーション能力が実際には必要になります。メールを出すときに分かりやすく端的な文章になっているか、相手の機嫌を損ねるような文章になっていないか、意図が正しく伝わるか、など専門性に出てこないソフトスキルが重要になります。

ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、メール文章力、ミーティングファシリテーション力など英語以外に必要なスキルが沢山あります。仕事をしていると気づくのが、上記の業務スキルが身に付いていない人が意外と多い、という事です。特にメールの文章力は意外と出来ない方も多く、5割くらいは伝わりにくい文章構成でメールを送ってきます。そこをバシッと分かりやすいメールを書ければ会社内でも価値が上がるかと思います。

■駐在可能

意外と海外駐在してくれる人は少ないです、なぜならば奥さんも仕事をしている場合があり、駐在により世帯収入が下がる事が多いからです。会社は多くのベネフィットを駐在員に上乗せしますが、それでも共働き以上に収入は増えません。よって仕事と英語がある程度出来て、駐在に行けるという方は意外と少ないのです。

アメリカだと単身赴任で行かせることも中々難しいです。なぜならば時差もあり、家族と離れ離れになると家庭崩壊につながるためです。これは経験しないと分からないかもしれませんが、1人で言葉の通じない異国の地にいることは結構きついです。アメリカだから英語通じるじゃん!と思うかもしれませんが、日本で習う英語とは全く違いますから、当分の間は通じないし、聞こえないです。友達もいないですし、週末は特にやることがなくなります。なので結構しんどいです。また家族帯同しても奥さんや子供が馴染めないケースもありますので、会社にとってもリターンを得られないまま、帰国となるケースも少なくありません。

よって海外駐在できる人材というのはそれだけで希少性が高いです。

■具体的な方法は?

以下は具体的に自分の業務スキルを上げるために何が必要か書きたいと思います。

1st step : 言われたことができる

目の前の仕事を120%のリターンで返して周りの人から評価されるまで改善を繰り返しましょう。罵声を浴びせられるような職場であれば、精神が崩壊する前に辞めましょう。メールの出し方、話し方、話しかけるタイミング、全て自分を変えて下さい。

2nd step : 言われる前に先回りしてできる

誰に言われるでもなく、自分から仕事を探してやりましょう。何か出来る事ありますか?だけでも良いです、言いましょう。行動することが大事です、1つの業務のスピードが桁違いに上がっていきます。周りの人は後輩も含めて全て教えてもらうことがあります、常に謙虚な気持ちを持って接しましょう。

3rd step : 自分から課題を設定できる

組織に存在する課題は何なのか、どのようにすれば改善できるのか、自分でProjectにして解決まで導くことができるようになる事がこの段階です。まずは簡単な事でも良いです。

例えば「このスペースがいつも散らかってしまい作業効率が落ちる」→「管理シートを作ろう」→「担当者を決めよう」

「いつも同じやり取りをメールでしている」「整理したシートを作ってデータを管理しよう」など。

自分で課題を見つけて解決策を出していく、というのがこの段階になります。もちろん、たくさんの失敗が出てきますが、多くの成功体験が生まれるのもこの段階です。

4th step : 課題をプロジェクト化する

組織が抱えている課題を調べて、改善案を提案する。そして1人プロジェクトから始めて徐々に人数を増やしていく、のがこの段階です。このプロジェクト立ち上げが出来るようになるころには沢山の課題解決を経験しており、凡その課題は自分で解決、もしくは他人の力を借りれば解決できる状態になっているでしょう。

最後に英語力をどのように向上させるか、下記に書いていきたいと思います。小さい頃からアメリカにいたわけではありませんから、日本人アクセントがあります。

5th step : 社内に敵を作らない、上司を助けるつもりで仕事をする

上司がいくら仕事が出来なくてもそれを論破してはいけません。なぜなら上司も人間であり、長所短所があり、論破されると機嫌を損ねます。部下の立場から出来ない所はサポートする、という気持ちでいることが大事だと思います。これは上司だけではなく、部下とか同僚など全ての一緒に働く人に対して同じ気持ちでいることが大事かもしれません。

おまけ:英語の向上について

英語に関してはあまり自信がないので、多くは語りませんがインプットとアウトプットの量に比例して何事も身に付くと思いますので、口から英語を発信するのは忘れないようにしてもらった方が良いと思います。オンライン英会話は11年やってます。

私がやったことは英文法とオンライン英会話のみです。韓国語を習得する時も最初は文法からやりました。単語は文法を学びながら徐々に増えていくので、あまり気にしていませんでした。仕事でつかえる英語を身に付けるのにTOEICのテスト対策は適切ではないと思います。

2009年にオンライン英会話始めて、2年前にアメリカに来た私の英語力は下記くらいです。

ライティング、スピーキング:話したいことは大体言えると思うし、そこそこつっかえずに話せます。文章はそれなりにすらすら書けるけど一応毎回、翻訳機に入れて確認してます。ニュアンスの違いが今の課題。アメリカ人のコミュニティでは発現するのが本当に難しいです。

リスニング、リーディング:読むのは遅いし、聞けない(笑)特にNative English speakerが大勢いる場でその会話に乗るのが難しいと感じます。仕事の話ならば聞けるけど、雑談は本当に聞き取りが大変です。

という感じです!

本当にこれをやれば年収1000万円超えるのか!?って思うのかもしれないですけど、意外と出来ていない人が多いんです。当たり前のことを当たり前のように出来る事は相手に信頼してもらう上で非常に大事です。

ビジネスは信頼取引ですから、信頼してもらうために素直に接することが一番大事だと思います。だから

・嘘はつかない、素直でいる

・間違ったら謝る

・知識が足りないなら勉強する

・相手のせいにしない、自分が改善出来る事だけに集中する

・ストレスマネジメントする(運動する、食べる、寝る)

・家族を大事にする

初めて他人のふんどしではなく、自分のことを自分の言葉で書いてみましたがいかがでしたでしょうか?もっと詳しく知りたい方、質問ある方はコメントいただけましたら回答差し上げます!

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