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12.アンガーマネジメント 中田敦彦氏

■具体的なアクションは?
・「べき」と考えない、信念、執着による感情である
・怒りが生じた時に6秒待つ
・メモを取る、例えばラーメンの注文の間違いなんて実際は大した問題じゃない。メモを見るとくだらない事で起こっていることに気づく
・なんとかなる、大丈夫、という言葉を言う、思うだけでなく言う
・下記の言葉が自分の中に出てきたら黄色信号ワード「常識」「当然」「当たり前」「普通は」
 →自分の考えが正しいか、もう一度確認する
・心理的安全性があるコミュニティに所属する

■動画の内容

参考著書 アンガーマネジメント:戸田久実

・徳川家康:怒りは敵と思え、すべて台無しになってしまう

・2020年6月 パワハラ防止法施行される
企業団体に注意が入り、企業名が公表される

・怒りは家族や友情を壊してしまう、強い攻撃性を持つ
肉体的だけでなく、精神的な攻撃も含む
自傷行為に行きつく場合もある
 →過度な喫煙や飲酒、薬を飲むことも含む

・家族、友情、職場を壊さないために心理的安全性を高めることが大事
Googleが実践している。プロジェクトアリストテレス。
参考文献は下記


心理的安全性について(amid Project oxygen)


結論は心理的安全性が保たれている職場は圧倒的に生産性が向上している、という結果が出た。

・自己開示
・自己表現
・自己認識
この3点が出来ることが大事である

アンガーマネジメントはリーダーにこそ必要
なぜならば怒りは上から下に伝染する
父親が怒る→母親に伝染して子供に当たる→子供が友達のおもちゃを壊す、など負の連鎖を呼ぶ。

怒りは自分で生み出している
→つまり、自分でコントロールできる、ということ

怒りはどう生まれるのか?
 →「べき」という信念
 物事や事柄に対して強い執念を持つと怒りが生まれる。相手に対する期待値を下げ、自分がやりたいように出来ない事を想定していると怒りは生まれにくくなる、と考える。

後輩は先輩にしっかりと挨拶をすべき、と考えている人に対して後輩が「チース」と言ってきたら「常識がない」などと怒りの感情が生じるだろう。後輩は自分に対してきちんと挨拶す「べき」と考えているため、怒りになる。
下記の言葉が自分の中に出てきたら黄色信号ワード。
「常識」「当然」「当たり前」「普通は」

■私の意見
8時10分の電車に乗って、9時に会社の最寄り駅について9時半から仕事を始める、と予定していても行く前に電車が時間通りについてくれるか分からないからその期待値は下げておくと怒りが生じにくい。今日はこの会議をやって、上司から承認もらって、明日先方を訪ねて、明後日契約を取る、とか想定していても実際にはうまくいかない事の方が多い。部下に依頼しておいた仕事が今日出てきて、明日先方を訪問して説明、と想定していても部下に頼んだ仕事が正しく出てこない可能性もある。その時のために、最低限の書類は自分で用意しよう。最初から物事のハードルを下げる事で、自分の想定通りに物事が進まなくても怒りを生じにくくなる。~したから~であるべき、と考えると自分にとってだけでなく、相手のモチベーション下げ、全体として生産性が落ちることになる。常にベストケースではなく、最悪の事態も想定してうまくいった時に喜ぶと幸せのハードルが下がり、幸せを感じやすくなるのではないだろうか。

ひろゆき氏
遅刻に怒る方がアホ。時間さえ守れば良い、というのは成果が伴わない議論だ。仕事の出来る人の考えだとは思わない。

ホリエモン
電話をかけてくるやつはバカ

常識は時代や環境で変化する

コアビリーフ(核になる信念の事)の問題だと分かれば自分を疑って怒りを生まれないように出来る

防衛感情
自分の故郷、もの、信念などを傷つけられた時に生じる
自分が好きなアイドル、映画、音楽、アニメなどボロカスに言われたら腹が立つ。

怒りは二次感情である
一次感情というのは悲しみ、困惑、虚しさ
一次感情をリクエスト(要求)に変換する

上司から部下に仕事を依頼
上司:これやっておいてください
部下:やる意味がわからなかったのでやっていません
上司:やる意味が分からないからやらないんだったら、その時に「なぜこれをやるのか、聞いてください(要求)

これがリクエストに変換する、ということ。

なぜアンガーマネジメントが難しいのか?それは面倒くさいから。

身近な存在に対して甘えが生じる。

アンガーマネジメントは短期的な対処法と長期的な対処法がある。



■短期的な対処法
怒りが出た時には6秒待つ、理性が来るのが6秒後。
1.数値化
2.合言葉
3.深呼吸

1.数値化
0は怒りゼロ
10は怒りMAX
スーパーサイヤ人になれるレベルが10

自分の仲間たちが自分を省いてパーティーをしていた。インスタで#一人もかけてはならない、というハッシュタグをつけてツイートしていた。非常に悲しい出来事だが、お金が盗まれたわけでも、暴行をされたわけでもない。お金も肉体も無事だ、では3にしよう。

2.合言葉
なんとかなる、大丈夫、という言葉を口に出す
反射的に言えるようにする
「なんだこの人、、、!?」でも「大丈夫!!!」
怒ってしまうと2,3種類の言葉しか使わない場合が多い。

頼んでおいたソフトウェア出来てないの?今日、徹夜決定じゃん!、、、、でも何とかなるよね!

確認できてなかったって事?先方来ちゃうよ?、、、、でも大したことじゃない!

3.深呼吸
カウントバック
100から99、98、、、と下げていく。3ずつ下げていく方法もある。これは理性が来るまで待つ、という行為。

■長期的な対処法
1.記録
2.分類
3.自己受容

1.記録
チャーシュー麵頼んだのにラーメン出てきた
 →怒り、、、2点
書くと非常にくだらない内容に見える。
日付、場所、内容、点数を記載する

書くと何に怒るかが分かる

2.分類
縦軸:重要、重要じゃない
横軸:変えられる、変えられない

この会社では副業が禁止
規則で変えられない、この会社の給料は良いから重要ではない、じゃーそのままでも良いかな、と考える

3.自己受容
サクセスログ
今日自分の中で出来たことを細かにメモをする。
自信と余裕があるかどうかがログから分かる
自信があれば余裕が出る
スポーツと睡眠は大事、寝てないとイライラする

家族や職場以外のコミュニティを持つことが大事
心理的安全性の高いコミュニティを持って置くこと

相手の怒りは変えられない
怒りの土台の一次感情に寄り添う

テイクアウトしたハンバーガーがぐちゃぐちゃになっていた
わかりましたよ!はい、ハンバーガー!と言われたら腹が立つ。なぜならば「雑に扱われた」というのが相手の一次感情の原因だからその「雑に扱う」→「丁寧に扱う」に変える。相手に誠意を持って謝る、丁寧に対応することが大事だという事。アドバイスではなく、共感が大事。

■私の感想
・自分を変える
20代の頃は良く「常識」「普通は」という言葉をよく使っていた。相手の良くない振る舞いに対して怒ることも多くあった。これは全部自分で解決できると知らずに常に相手を変えようと考えていた。そのたびに相手と衝突し、友人を失うことも多かった。価値観が狭い、ということもあった。そして怒りの感情だけでなく、伝え方も非常に大事だと思う。相手を尊厳を配慮した依頼の仕方、全員を自分の師匠だと思いながら仕事をする事。常に自分のどこを改善すれば良いのか、を考えて実践するしか出来る事は実際にはないんだ、と感じる。

・目の前の事に集中する
子供が自分の思った通りに勉強しない、とか先生から良く指摘を受ける、など思い通りにならない事があるが、それに対して子供に怒りを向けるのではなく、その事実に対して今自分が子供に出来る事は何かを考えればいいだけ。一緒に勉強するのか、ストレス発散に付き合うのか、悩みを聞くのか、美味しいものを食べるのか、自分が子供に対してできるのはそれだけなんだと気づけば怒ることが減っていくのではないかと思う。

・好き、とは価値観
好き、というのは否定しにくい価値観だし、好きに理由はない。バイクに乗って風が気持ちい、という人もいれば怖いから嫌だ、という人もいる。その好きは価値観だから、相手が好きだと思っていることに関しては否定はしないようにしたい。否定するような言葉を常に使わないようにしていれば良いかと思う。それは人に対してだけでなく、自分に対しても同じだと感じている。自分の過去に対して出来るだけ肯定してあげて、自分をもっと好きになってみようと思う。


・妻の話
話は変わるが、私の妻は非常に優秀で、あまり怒るの事もないし、精神的に安定している。そして手作業も得意な方。私とは真逆。お互い支え合いながら生きているんだと感じる。そんな妻を尊敬している。非常によく考えて、考えて、考えて、、、、結局何も発信できていない、という事も多い。私は真逆でとにかく発信をする。あまり深く考えてないから内容が浅はかだったりするので、いつも妻に確認する。お互いの欠点を理解して、補完し合うことで出来ない事も出来るようになっていくのではないか。

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