見出し画像

労務の重要性

LayerXではコーポレート部門全体を強化中であり、労務についても同様に、地に足のついたしっかりとしたチームを創っていきたいと考えています。

会社の中で縁の下の力持ち的なコーポレート部門の中でも、最も縁の下の力持ち要素が強い業務と言っても過言ではない部門が労務ではないかと思います。各種業務と密接に繋がっていて、なくてはならない存在にも関わらず、あまりオープンにできないことが多い部署、それが労務です。

一般的に人事部門の仕事といえば、採用や人事制度などをイメージする方が多いかもしれませんが、給与や社会保険、福利厚生や総務業務なども含まれる会社が多いのではないでしょうか。オペレーション設計が大事、専門性が高く、少しとっつきづらいところがあるのも特徴の一つかもしれません。

社会人歴28年の中で、主にIT業界でコーポレート業務全般を担当してきましたが、新卒から四年間はNTTDATAで人事・労務の領域を広く担当していました。自分の仕事の原型はこの四年間で養われたと言っても過言ではないかもしれません。給与計算はミスが許されませんし、給与を支給しない(できない)とか、社会保険の手続きを適当にやる、とは言えないため、必ずやり遂げる胆力のようなものが磨かれました。また、所得税、社会保険に関する法令、労働法、人事関連規程、各種ガイドラインなど、ルールを遵守することが求められるため、とても深堀り甲斐がある領域とも言えます。知識を吸収し、できる仕事が増え、なくてはならない存在に少しづつ近づいていくことに強くやりがいを感じたことを覚えています。

入社して2年ぐらい経った時、とある先輩から、「給与明細を100%説明できますか?」と質問されたことがあり、浅くオペレーションを丸暗記して、できる気になっていた自分を恥じました。一つ一つの数字の根拠になっている各種法令を調べ、金額を計算し、なんでこんな金額になるのか、や、この控除はどのように使われているものなのか、社会保険や雇用保険ってそもそもなんのためにあるのか、持株会ってどんな仕組みになっているのか、みたいなことを本を買って調べ、外部の専門家に聞いたり、自ら電卓で手計算し、質問をくれた先輩に説明してOKを貰った時、とても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています(その先輩にはとても感謝しています)。

会社が成長していくためには、色んな要素が必要です。

カルチャーを浸透させる、事業を創る、伸ばす、営業する、コーポレートガバナンス、ファイナンス、採用、育成、労務、経理、法務などなど。そのすべてが繋がっていて、上流の戦略から下流のオペレーションまで滑らかに繋がっている必要があります。そうでないと、思わぬところで足元を救われたり、アクセルを踏んでもスピードがでなかったり、継続的かつ安定的に会社が成長しません。トラブル対応機能も必要ですし、新しいチャレンジを続ける必要もあります。ポジティブなカルチャーが大事な一方で、規律が求められる場面も増えてきます。

少し発散してしまいましたが、なくてはならない労務について自分の経験を交えてまとめてみました。

LayerXが今後成長加速していく中で、組織拡大、組織課題の複雑化など、労務の重要性は増していく一方です。

LayerXの労務にご興味がある方、我こそは、と思う方は是非応募いただければ幸いです。

https://open.talentio.com/r/1/c/layerx/pages/89771




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?