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Twitterに生活を奪われていた状態から、突然1か月間Twitterを離れてみた話

Junです。

最近Twitterで私を見てないなと思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、実は3月の丸々一か月Twitter断ち生活をしておりました。

そもそも私はあまりTwitterで呟くタイプではないのですが、最近はTwitterのタイムラインやトレンドを追いかける生活をずっと送っていて、生活の大半の時間をTwitterを見ながら過ごしていることに気が付きました。

少しであれば普段能動的に連絡を取らない友人の近況が知れたり、最新ニュースを追いかけたりと有益なこともあるのですが、次第に休日の大半をTwitterに奪われたり、平日の仕事中にもTwitterを見てしまう等、もはや生活に支障を来すレベルとなっていました。そこで、一念発起して「とりあえずTwitterを1か月間辞めてみるか」と2/28の深夜に思い立ち、何も準備のないままTwitterから離れることにして、今日に至ります。

一応、無事に1か月間離れることができた(=少なくともタイムラインは開くことはなかった)ので、この1か月の気づきをnoteに書いておきます。

始める前の想定と結果

以下は3/1にメモした「辞めたらどうなるか?」という私の想定(仮説)です。

・中毒レベルでTwitterをやっているので、いきなりTwitterを断つと精神に異常を来す。
・そもそもTwitter断ちができず、無意識的にタイムラインを開いて追いかけてしまう。
・Twitterを開かなくなることで仕事の効率が上がる。

一部Twitterを何だと思っているんだという想定もありますが、結果としては、合っているものとそうでないものがありました。結果検証は以下の通りです。

・中毒レベルでTwitterをやっているので、いきなりTwitterを断つと精神に異常を来す。
→部分的に正解。
Twitterを断ってから少なくとも2週間は、Twitterで流れているであろうニュースや自分のアカウントが炎上していないかが気になり過ぎて落ち着かない日々でした。「Twitterを断っている」という意識ばかりが頭のど真ん中にあり、それに捕らわれているような状況です。尚、後半はあまり気にならなくなりました(それでも、日常生活で「これ呟いたら面白いかも」と思ったことは何度もありましたが)。

・そもそもTwitter断ちができず、無意識的にタイムラインを開いて追いかけてしまう。
→部分的に正解。
最初の数日は本当にびっくりするぐらい無意識的にTwitterを開きそうになりました。タイムラインを開く寸前で我に返って画面を消したことが幾度となくありました(本当に催眠にかかったかと思いました)。アプリやショートカットの位置を変更して無意識ルーチンから外れるようにしたので、1週間経過したあたりから、無意識的に開くことはなくなりましたが、最初のうちは中毒症状といっても過言ではありませんでした。

・Twitterを開かなくなることで仕事の効率が上がる。
誤り。Twitterを開かなくなった時間で、SmartNewsや日経電子版のニュースを読み漁るようになりました。日経電子版は百歩譲って良いとしても、SmartNewsはSNSと同じように情報が無限に出てきてしまうので、閲覧の止め時が難しかったです。業務内容にもよるので単純な比較はできませんが、2月よりも残業時間は増えました。ただ、夜就寝前にTwitterを開くことがなくなったことは良い傾向だったかと思います。

Twitter断ちする中で気が付いたこと

今回何も準備せずにいきなりTwitter断ちを始めたので、もちろん想定とは異なることもありました。今回Twitter断ちをする中で気づいたことをつらつらと書きます。

・連絡が取れない人が出てくる
 Twitterでしか繋がっていない人が一定数存在すると思ったのと同時に、向こうからコンタクトしてこようとしたときに、私にリーチするのが難しいだろうと思いました。ただ、本当に連絡が取りたければ色々な連絡チャネルがあるので(別のアプリや共通の知人等)、人間関係が壊れるレベルの支障はないだろうと思いました。

・時間の使い方改革としてやるのなら、先に目的(浮いた時間に何するか)を決めた方が良い
 上記と重複しますが、結局今までTwitterをやっていた時間はSmartNewsや日経電子版を読むことに費やされました。また、他の時間帯でも、月ノ美兎さんの配信を聞きながらスプラトゥーンをやっていたり、Quoraで紹介されていたテーマを元にネットサーフィンをしてみたりといったことに使われており、有意義に時間を使ったかというと疑問符がつきます。
 私は「やめること」が目標だったので特に不満はないのですが、もし「何かやりたいことをするためにTwitterを止める」のであれば、(当たり前ですが)かなり具体的に「浮いた時間に何をするか」を決めておくべきでしょう。

・ニュースは意外と入ってくる
 自宅にテレビを設置していないので、ニュースとか全く入ってこないのではと思いましたが、Twitterがなくても生きていく上で最低限のニュースは色々なソースから入手できることが分かりました。従って、私は緊急事態宣言が解除されたことも知っていますし、3/20の大きな地震の震源が東北であることも知っています。また大型コンテナ船がスエズ運河を塞いでいたことも知っています(これらはおそらく、SmartNewsや日経電子版を見てなくても知ることになったと思います)。

やって良かったこと

上記では「やってもあんまり変わらなかった」「むしろデメリットでは?」みたいな点を挙げましたが、やって良かったと思ったこともあります。

・「知らなくてもいい情報を知らないままでいること」は思ったよりも有益
 
これは頭で理解していても実際に体験してみないと分からない類の教訓だと思います。人間、読んだ文章に影響されるらしく、Twitter上で拡散される情報やそれに付随するコメントがシャットアウトされるという経験は、かなり貴重なものでした。
 特に、全く関係ない人の不幸・不平・不満を見ると、そのテーマに対してどちらのポジションを取るにせよ、無意識的に義憤にかられるor反論を探すことになってしまいます(そして人間の本能としても、これらの情報はTwitterで拡散されがちです)。この状態から解放されることにより、実はそれだけで結構脳みそのリソースを使ってしまうことに気が付きました。これは「使わない状態」を実体験しないと分からないので、中々文字では伝わりづらいだろうと思います。

・プロの文章に触れる機会が(相対的に)多くなる
 
私を含めて素人がTwitterで書く文章では、誤った日本語の用法で書かれるものもあります。一方で、Twitterを含むSNSを除外した場合、インターネット上であっても、少なくともプロの文章(=文字を書くことでお金を得ている人の文章)になってくるので、正しい日本語に触れる機会が相対的に多くなります。
 私も社会人1~2年目を指導する立場になっているのですが、彼ら・彼女らが作成した文章から、読書量が透けて見えるときが頻繁にあります。私が社会人になった当時はなぜ年配の人たちが読書を勧めていたのか分からなかったのですが、今であれば読書を推奨する気持ちも分かります(プロの文筆家の中には、意図的にTwitterに登録しない方もいらっしゃるそうです)。

・もっと気軽に感想が残せる
 
私はEvernoteに自分の思ったことや感じたことををつらつらと書くクセがあるのですが、Twitterを開かなくなってからそちらに書く頻度があがりました。Twitterの場合、どうしても「いいね!」を期待したり、「この表現は誰かを傷つけていないだろうか」と一考したりするのですが、それが無くなった為、ポンポンと自分の考えを言葉にできるので、思考ストレスが無くなりました。

まとめ

結論としては、やろうと思えば実は結構簡単なので、興味がある方はやってみることをお勧めします。但し、精神的な安定のため、始める前に事前告知したり、鍵垢にしたり、アカウント一時停止したりすることが良いでしょう。

また、おそらく何の事前の準備もなくTwitterのアカウントにアクセスできなくなることは、生きていく以上、可能性としてはゼロではないので、そのリスクのマネジメントも重要だなと思いました。

今回はTwitterに限ってSNS断ちをしていたので、Facebookはちょくちょく見ていました。Facebookは釘付けになるほどの量のコンテンツが流れてこないので、Facebookくらいの投稿頻度やコンテンツ量がおそらく私にとって適度な距離感であることを学べたことも良かったです。

この記事がSNS断ちする際の一助となりましたら幸いです。

それではみなさんごきげんよう。

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