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23/07/01 ふと温泉でも行きたいなと熱海のホテルニューアカオに行ったら昭和をそのまま閉じ込めたような雰囲気が最高だった


土曜日の朝。10時すぎにはもう東京は雨が振り始めていた。天気が良ければ山にでも行きたかったけどしょうがない。どこか近場で温泉宿にでも泊まってゆっくりしてこようと楽天トラベルを検索。
場所は東京から1時間程度で行ける熱海にした。すると検索結果にでてきたのが「ホテルニューアカオ」。
ん?どこかで聞いたことある名前だと思ったらガイアの夜明けで特集が組まれていたことを思い出した。今年の3月放送だった。

リニューアルオープンは「2023年7月1日」とある。今日ではないか。今日リニューアルオープンする宿が偶然にも1室残っていた。即予約。幸先がよい。
つぎに電車予約。新幹線はいっぱいだったけど伊豆の踊子号がすんなり取れた。

ホテルの送迎バスの時間まで商店街を散策。久しぶりの熱海はお店も増えて賑わっている。前よりも明るいまちの雰囲気になった気がする。総合的にまちづくりのプロデューサーがいるんだろうか。

五月みどりのお店も健在

送迎バスが来た。ロゴマークがレトロでかわいい。名簿を持った係の方に名前を聞かれたがリストに載ってなかった。あまりに直前の予約すぎたみたい。それでもすんなり載せてもらえた。

ホテルニューアカオは熱海駅から5km程度なので10分もかからず到着。マスクをしていないホテルの方が笑顔で迎えてくれる。こんな当たり前の日常が戻ってきたことがうれしい。

「今年で誕生50年を迎え、熱海のランドマークと称されてきた「ニューアカオ」だが、老朽化が進んだ上、時代とともに団体客から個人旅行へと旅の形が変わり、宿泊客は減少。 2018年には、台風の高波によって海に面したレストランの窓が大破。そこへコロナ禍が追い打ちをかけ、負債は100億円超に。そして、2021年に営業を終了した。」


15時過ぎにホテルに到着し館内を少し散策。廃墟を見事に再生させた改修方法に感心した。現在の方法で改修するのではなくあくまで当時の雰囲気を取り戻す方法。

現在、世界のカブトムシ展が絶賛開催中なのだけど「こういうのデパートの屋上でやってたよね」感が満載でほほえましい。

客室。建物は17階建てでフロントが17階にある。下階が客室。2階が食堂やカブトムシ展をやるホールがある。今回は10階の部屋だった。たぶんどの部屋でも良い眺めなんだろう。

夕食は「メインダイニング錦」というゴージャス感満載のホールでいただく。写真では全然伝わらないのが悔しいがこの場所はすっごく気持ちが高揚した。宝塚劇団の一員になったかのようだ。観たことも一員になったこともないけど。

リニューアルオープン初日ということで若干ぎこちない場面もあったけどおおむねスムーズ。ぼくは大酒飲みなので飲み放題コースにした。
残り5分前ぐらいになったらスタッフの方がテーブルに来て「残り時間少なくなってきてますのでじゃんじゃんお飲みください!」と。
なかなか言えるもんじゃない。アドリブなのか教育なのかいずれにしてもスタッフの方々の雰囲気が皆さんとても良かった。ごちそうさまでした。

気持ちよく食事を頂いたあとは温泉に入り全身でホテルニューアカオを満喫して床についた。

翌朝。この歳になってうれしいやら悲しいやらなことの一つに「早起きになった」ことがあげられる。早起きの時間は季節によって異なりおおよそ日の出の10分前ぐらいに起きてしまう。普段なら早く太陽出ないかなと思う程度だけどこうして旅先で暗闇の海を見ながら朝を迎えるのはなかなか良い。

普段から朝起きたらまずはジョギングかウォーキングをする。旅先も変わらず行う。今回はランニングシューズを履いてきた。
朝のきれいな光のもと観光客が少ない街をぶらぶらするのが楽しい。ホテルから山方向へ向かい熱海城方面に行くことにした。

お約束の秘宝館。残念ながらオープンしてないので入ってない。秘宝を見たいものだ。どんな秘宝があるかは公式HPに書いてあるとおり。「エロスと幻想のパビリオン」だ。


熱海城。これ過去に建ってたものを復元したのでもなんでもなく「あそこに城建てたら最高やろなあ」と小田原北上氏の歴代の名将たちが思ってたらしく、それを現代で叶えた(誰のために?)ものである。そんな城他にあるんかいな。


さらに山を登っていくと「妙法寺 仏舎利塔」という場所についた。インド感が強い。どんなお寺さんなのか調べたが個人のブログが出てくるだけで熱海観光協会のHPには掲載されていなかった。なんか紹介したくない理由でもあるんだろか。

クセの強い送迎バスも

1時間ほどウォーキングしてホテルへ戻る。若干ジョグも混ぜていたので程よくかいた汗を流しにもうひとっ風呂。その後朝食をいただきチェックアウト。良い旅でした。

雨予報の週末は家でダラダラするのもそれはそれでよいけど、身近な観光地にふらっと行ってみるのも良いものです。ぜひ。

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