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発達障害のある人にも薦めたいライトノベルについて

最近、「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」にハマっています。
この本を読んでいくうちに、発達障害者にも参考になる内容だと思い紹介することにしました。

主人公のお姫様は、わがままが原因で帝国内で革命が起き、結果的に処刑されるというところから始まります。死から目覚めた時に12歳に逆戻りして、失敗した過去をやり直すストーリー。

過去にさかのぼりやり直す。よくある異世界ものかと最初は思いました。特に有名なのは「Re:ゼロから始める異世界生活」ですね。

この本が他の異世界ものと異なると思う点は、お互いに思惑が異なっているのに、相手が忖度して結果的に良い方へ流れていく。アンジャッシュのコントのような、ドタバタコメディを楽しめる点だと思います。

主人公は断頭台へ送られた時の記憶を持っていて、それを避けるための行動や発言をします。それを周囲の人が勝手な勘違いをして、結果的に主人公にとっても良い方向に転がっていきます。

その出来すぎた(笑)ストーリの中で発達障害の方が学べる点が多くあると思っています。

余計な一言や思いつきを話してしまい、人を怒らせたり・不愉快にさせる。
それを防ぐためのヒントをストーリーを通して提示してくれます。

余計なことは口にしない。頭の中では罵詈雑言で一杯なこともあるのですが(笑)
身分や立場に関係なく相手への配慮・気遣いが、結果的に自分に返ってくる。

また人の力を借りるために自分はどう振る舞う必要があるのか。

しかし、自己犠牲的な振る舞いはせず、基本は自分ファーストであること。
ただし、わがままに振る舞うわけではありません。結果が巡り巡って自分に悪影響起こす可能性があれば控える・我慢する。
時に、慎重に慎重を重ね、考えた行動をとる。

人間関係のバランスを考える上でも参考になる本です。

ポンコツだった姫も、ストーリーが進むにつれて、自分で考えて行動していく場面が増えていきます。
主人公の成長物語も含めて楽しんで読める本だと思います。

大人気で、原作の小説は13巻まで。コミックは6巻まで発売されています。さらに今秋にはアニメにもなるそうで、とても楽しみですね。

私はコミックから入って、今は原作を読んでいます。
元々、文字を読むのが苦手なので、正確にいうとAudible(Amazonのオーディオブック)を活用して聞いています。
声優さんがキャラクターの性格に合わせて声を使い分けられていて、読むのとは違った楽しみ方ができます。

しかも手が塞がれないので、移動中やお風呂など、何かしながらでも聞けるのがいいですね。

(参考)


Audibleオーディブルについて
Amazonプライム会員限定で23/7/18まで、3ヶ月無料をしているそうです。
サービスについては、突然終了もあり得るので、都度確認してくださいね。

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