独り言がやめられない。それってエコラリア?(幼少期に起こる現象と対策)

自閉症の特徴の一つとして、エコラリアがあります。当事者である私自身も知らなかったので、耳慣れない人がいる言葉だと思います。

今日は、そんなエコラリアがテーマです。

エコラリアについて

相手が言ったことやテレビで見聞きしたことを、その場で繰り返し言葉にしたり(=即時性エコラリア)、過去に見聞きしたことを繰り返して言葉にする(=遅延性エコラリア)現象です。

相手の言葉を繰り返すような”おうむ返し”は、生後1、2歳の幼児であれば、言葉を獲得していく中で起こる現象と言われます。
自閉症の場合、遅い時期に現れたり、期間が長かったりします。

成人してからも同じ症状が出ている人がいますが、今回は児童にターゲットを絞った内容になります。
私自身、独り言が多いです。どのように自制しているかについて、別途お話しできればと思います。

お子さんの自閉症を疑われた方は、自閉症の他の特徴と当てはまっていないかを確認されてはいかがでしょうか?
・おもちゃなどの物を並べ方などこだわりがある
目が合わせられないなど、対人関係の不自然さ
感覚過敏
・つま先歩きのように感覚統合がうまくいっていない(極度の運動音痴?)など
他には下記のサイトをご覧いただいて、当てはまることが多かったら診断を受けることもご検討ください。

仮に自閉症だったからといって、腫れ物を扱うようにしないでくださいね。
小さい頃の親との距離感が、その後の対人関係にも影響するケースをよく聞きます。

そもそもエコラリア自体がコミュニケーションの一種です。
親に”遊んでほしい、構ってほしいとき”に、適切な言葉が出てこなくて、聞いたことをそのままおうむ返しをしたり、頭にある言葉を言葉に出してしまうケースがあります。
意味を理解して使えていないケースが多いので、言葉の意味を教えつつ、どう言う返しが正しい(その場に適している)のかを教えることが有効です。
何度教えても繰り返されてイラッとくるケースがあるでしょうが、そこは忍耐との戦いです。

人一人育てるだけでも、とても大変なことです。それをされている世の子育てをされる方々は、本当に尊敬します。

対処法などわからないことがあれば、日本自閉症協会や精神科医などに相談されることをオススメします。
何かしらの知恵を借りることができると思います。

(参考)対策についてわかりやすく書かれているサイトを見つけたので、参考にしてください。

(参考)自閉症の子の場合、クレーン現象や奇声を発するケースもあるそうです。
その対策についても丁寧に書かれているサイトがありました。併せてご覧ください。


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