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先送りを減らす、発達障害に適した時間管理法。

発達障害は先送りされる方が多いと聞きます。そういう私も以前は先送りしてばかりでした。
今日は先送りする原因と対処ついて書いていきます。

なぜ人は、先送りばかりして、できない事が多いのか?

発達障害に限らず、そもそも人は変化を嫌う生き物です。科学的にはホメオスタシス(常に一定を保とうする機能)を挙げて説明される事が多いです。

命の危険や不利益なことがなければ、基本的に楽したい生き物です。
よくダイエットや勉強が続かないのも同じ理由です。
いざ行動に移すにしても、楽して早く結果を望み長続きしない怠け者です。よくyoutubeや本で、楽して痩せる系の再生数が伸びていることからも明白です。

先送りばかりしていたとしても、自分を責める必要はありません。”自分は怠け者だ、”自分はダメな人間だ”と思うのは間違いです。

繰り返しますが、基本的に人は怠け者です。

目先の利益・快楽として、目の前の食べ物や楽なことに飛びつくのが普通です。
面倒なことはできるだけ避けようとする習性のある生き物です。

努力できるのは才能であり、新しいことを習慣にできることは、大袈裟に言えば奇跡です。

しかし、諦める必要はありません。私以外にも実績が確認された対処法をご紹介します。

先送りを減らす対処法について

結論から言います。全ての行動・予定をGoogleカレンダーで一元管理です。Googleカレンダーでなくても良いですが、スマホ・PCで同期されるカレンダーを使います。
私の場合はスマホ・PC・タブレットに至るまでApple製品で統一しているので、Apple純正のカレンダーをベースに使っています。

やることは、時間・場所・実行内容をカレンダーに書くことです。
参考として、ある日の私のカレンダーを載せます。

カレンダーの登録例

多くの方はカレンダーに予定だけ入れられていると思います。
私は、予定に至るまでの行動(家を出る時間など)から、お風呂、その日の振り返りに至るまで、行動も含めて全て入れています。
自宅以外で行う場合は、場所も登録しています。

アドバイスとして、予定や行動の前後にはできる範囲でバッファ(時間の余裕)を持つようにしてください。ガチガチにすると、1つがズレると全て予定からズレることになります。
バッファの目安としては、経験則から15分です。

上図の例では、同じ時間帯にかぶっている項目があります。それはその時間内に並行作業するか開始するという意味でつけています。
風呂に浸かりながら読書はできます。料理など作業しながらオーディオブックで学習できます。
空いている部位を使って効率化できるところは、効率化していくようにしています。

予定の立てる時間も私は決めています。月初め(4/1など月の1日目)に全体を、日曜の22時に翌週の予定を立てます。また毎朝6時にその日の予定を確認するようにしています。

時間・行動・場所を明確にすると、人は先送りをしにくくなります

それは、できない言い訳がしづらくなるからです。
たまには突発の予定が入ってできない事があっても、毎日突発で予定外の出来事が起こることは、まずあり得ません。

仮にあったとしたら、アメリカの大統領や大手の社長など、分刻みで行動されている事のある方くらいではないでしょうか?

そうでなければ、計画されていないのだと思います。

さらに先送りを減らす強化法

第3者の目が映る場所で行う

第3者は、友人や知人でなくても構いません。例えばSNSやブログなどで実行することを宣言したり、勉強であれば、人の目がある場所(図書館や学校など)で行ってください。

人は社会的な生き物なので、社会から仲間外れにされることを極端に嫌います。
人は一人では生きていけないので、他人の目を無意識で感じています。

そのため、実際に見られていなくても見られてると勘違いして、サボりにくくなります。

「バンドワゴン効果」を使う

行動心理学で言われる効果です。ご存知でなければ、Googleなどで検索してみてください。心理学では有名なので、関係する説明資料がたくさん出てきます。

簡単に言えば、勉強仲間や運動仲間、ダイエット仲間など、同じ目的を持つ人と一緒にやることでサボりづらくなり、継続できるようになるということ。

優秀な人のいる環境にいると、次第に自分も優秀になっていくのは同じ効果です。

例えが悪いかもしれませんが、優秀な進学校であるほど、みんな勉強するので、必然的に勉強する時間が長くなり、成績も伸びる傾向にあります。
しかし三流校だと勉強する人は少ないので、自身の勉強時間も短くなり成績は下がる傾向にあります。

余談ですが、どこのコミュニティに所属するかで、その後の人生にも大きく影響します。
自分の将来の年収は、周りの5人の平均と言われます。
それだけ人は周りの環境に影響される生き物だということです。

自分が成長したいのであれば、成長しているコミュニティに属することが早道です。習慣化になりやすいだけでなく、新しい情報が入りやすいからです。

今回の話が、先送りを減らす参考になれば幸いです。

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