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仕事の優先順位はどう決める?実は決め方に答えがある。

発達障害でとって、優先順位を決めるのは難しい部類に入ります。
何を基準にして決めれば良いのか、その時々によって変わり、必ずしも決まったパターンが存在しないように感じます。
また同じくらい重要なことが重なったときには、さらにどちらを優先すれば良いのか悩んでしまうこともあります。

わからないなら人に聞けば良いのですが、聞き方で損をするやり方をしてしまっているケースがあります。

今日は優先順位に関する考え方と、不明なことを人に聞く方法です。

まず優先順位について、3つの順で考えると間違いにくいです。

  1. 時間(納期とかかる工数)

  2. 距離

  3. 重要性(将来の利益や価値)

ここでも先日のnote「仕事ができる人、できない人を分ける、ただ一つのこと」に書いた分解して考える事が活きてきます。noteのリンクを貼っておきます。

それぞれについて説明します。
1について
 納期や締め切りだけではダメで、かかる工数も重要になります。工数が多いなら早めに取り組む必要が出てきます。その2つを確認して優先順位が決まります。

2について
 最終的に誰のためになるのかを確認し、できるだけ自分から遠い人を優先します。距離とは、自分を基準にして関係が遠いか近いかです。より遠い方から優先順位が上になります。 会社に属していた場合の距離で遠い方から挙げると「お客様>会社>組織>自分」です。 給与は基本的に利益から発生します。その利益はお客様からの支払いです。なので、お客様が第1優先になります。 次に組織は会社の方針に従うので、会社が組織より先になります。最後は自分です。
 ただし、必ずしもお客様が最優先というわけではないのが、判断の難しいところです。その判断をするのが3つ目の重要性です。

3について
 その仕事がどのような利益や価値を生むのかで重要度が変わってきます。会社であれば、より利益を高いほうが重要度が増します。しかし将来の利益になる技術などの価値を作ることも重要です。 より重要度が増すことが優先順位が上になります。

大きく3つの重ね合わせで優先度が決まってきます。
優先順位で確認する項目を一覧にすると下記です。

「優先順位を決める上で考えること」

確認するかはわかったけど、経験値や知識不足から優先順位が決められない場合が往々にしてあります。

その場合、上司や周囲の人に確認することになりますが、聞き方で損をしているケースを特に新人でよくみます。かつての自分もそうでした。

損する聞き方のケースは、自分の考え・意見をつけずに聞くことです

一例として、「これはいつまでにやったほうが良いですか?」「この仕事とこの仕事はどちらを優先したら良いですか?」と言った聞き方です。

仕事で生み出す価値の源泉は、考え方(ひらめきやアイデアも含む)にあります。その自分の考えを持てないのであれば、あなたは作業員としての価値しかありません。厳しいことを言うと、上司や仲間から雑に扱われても仕方がないと思います。
そして将来の給与の向上や成長は諦めたほうが良いかもしれません。

かつての私は損な聞き方ばかりして、自ら評価を落としていました。作業しか回してもらえず、頑張ったのに、給与が上がらないことに愚痴をこぼしていました。
今考えれば当然だったと思います。同じレベルの仕事を繰り返していたわけですから。

人生を変えるきっかけをくれたメンターから「同じ1年を10回生きても、10年生きたことにならないよ」と言われたことにハッとして、考え方や行動を変えてきました。

今では自分の考え・意見を入れて聞くことにしています。仮に間違っていたとしても訂正すれば良いだけの話です。時には馬鹿にされることもあるかもしれませんが、一時の恥です。長い目で見たら大したことではありません。

聞き方の例として「優先順位について確認させてください。今、A、B、Cの仕事があります。納期の点では、Bが最優先ですが、お客様の信頼(品質に関するクレーム対応など)の観点からCを最優先に考えています。どう思われますか」など

優先順位を早く決めて、いかにすぐ取り掛かるかが仕事の成果や自身の評判を左右します。
その優先順位付けで時間を取られないように気をつけてください。

仕事や人生設計をする上で、参考になれば幸いです。

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