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「麦本三歩の好きなもの」の主人公“三歩”の行動に共感する。

今日は、書籍の紹介になります。

住野よる著書の「麦本三歩の好きなもの」です。
内容は、主人公「麦本三歩」の視点で淡々と日常が描かれています。

この本を取り上げたのは、”発達障害あるある”がたくさん出てくるからです。

相手との距離感を間違っていたり、自己主張の仕方が下手だったり。忘れ物していることに家に着いてから気づいたり、妄想や独り言が多かったり、ミスもおっちょこちょいと言うには酷いレベル(笑)

好きなことだといくらでも話せるのに、それ以外だとなかなか上手く出来なかったり。食べたり飲んだりと好きなことには目がなく、その場の空気を読むことは苦手。酔いつぶれては反省を繰り返すなど・・・

などと、様々な側面からコミカルに主人公を描いています。

発達障害の人の感覚をとても上手く掴まれていると感じました。
ここまで酷くないと言う人も、意外と近いことしているかもしれませんよ(笑)

健常者の方は、発達障害の人の頭の中を覗き見る参考になるかもしれません。

またAudible(オーディオブック)で聞くと、読むのとは違って新鮮な感覚を味わえます。
声優(悠木碧さん)の表現がとても素晴らしい。言葉を噛む台詞、人物ごとの性格が見えるかのような表現や声の抑揚。さすがプロだと思いました。

住野よるさんを知ったのは、「君の膵臓をたべたい」がきっかけです。こちらは読んでいくうちに胸が掴まれるような内容でした。
話の展開の仕方がずるいと感じながらも引き込まれていきます。
デビュー作にして大ヒット。映画にもなった作品なので、ご存じの方がいるのでは?

本を読むのが好きで毎日のように読んでますが、好みが偏ってきた感があります。

ジャンルを問わず、これまで読んだ本の中で面白いと思った本があれば、コメントでシェアしていただけると嬉しいです。


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