かりゆしウェアをやらない理由
自分の着たいと思えるかりゆしウェアがない。
かわいくない。かっこよくない。
アロハのパクリ?値段は無駄に高い。
まずはかりゆしウェアの定義について、
①沖縄県産品であること
②沖縄らしいデザインであること (沖縄県HPより)
と決められており、証明として沖縄県衣料縫製品工業組合が発行するタグがあります。
ここがかなり厄介、、、、
自分も沖縄で完結できるアパレルを作成するにあたり、小規模ながら工場を作り【かりゆしウェア】も商品の一部として作ろうと考えました。もちろん工場の採算も取らないといけないので工場の生産ラインを作るためにも。
そしてメーカー、組合に確認。
結果はNO!!
要は新規参入は認められないとのこと。かりゆしウェアのパーツ部分の下請けならOKだと。認定工場→下請け→下請け(この部分)
ポケットとかなら良いよと(爆)
いや、それは違う。
かなり縛りも厳しいので、お断り。他のラインを模索しながら製品になりうる生地を探しに本土の生地商社へ。
かりゆしにしたい生地を選び、かりゆし工場に持ち込み生産の流れへ。
と考えていましたが、
担当さん『何を作られるんですか?』
僕『かりゆしウェアです!実は、、、(自分のかりゆしへの思いを熱く語る)』
担当さん『え、かりゆしウェア?すみません。かりゆし用途だと卸せません』
僕『なんで??』
担当さん『○○社(かりゆし大手メーカー)から、他へは卸すなと、、、』
僕『マジすか笑』
要はその某メーカーは、この生地商社から大量に仕入れる変わりに、他へは卸すなよ。卸したらもう取引をしない。と圧が掛かっているわけです。
さらに調べると、組合員は各かりゆしメーカーのお偉いさんで構成。そりゃ新規参入は認められないわね、、、
1.新規参入は認めない
2.組合は各メーカーの社長
3.生地仕入れ先に圧力
めっちゃ真っ黒やん。相撲業界??笑 という現実に直面。
工芸品なのはわかります。守らないといけないのもわかるけど。
利権絡みすぎじゃない?矛盾点多いし。だから競争力もなければ進歩もしない。毎年似たようなデザイン。
【県内の認定工場で縫製されていないといけません。】
→ガンガン認定工場じゃないとこで縫ってるけど。内職の方とかも使ってるし。
【県内工場の高い技術で、、、、】
→いや、ほつれてるけど、、、すぐボタン取れたけど。
この高い縫製賃でこの技術はないね。中国の方が早くてうまい。
他にも環境に配慮するぐらいだったら1枚当たりの用尺落として、もっとコストカットしたら?生地無駄に使いすぎ。その端切れ、どうすんの??
そんな矛盾点が多いですが、認められないならしょうがないですね、、、
では終わりません!!乗り込んだ船からは降りません!むしろ逆境からの方が気合入ります。
『じゃあ新しいカテゴリーのシャツを作ろう!』
かりゆしというワードを使わなければいいんでしょ?(かりゆしウェアというワードが商標登録されている)
基本的には定義は守ります。もちろん県産にこだわり、沖縄らしい柄も使います。
今のブランドでやっている沖縄に還元するという方向性はそのまま。
でも、よりデザイン性、サスティナビリティ、透明性をテーマにもっといい物を作っていきたいと思います。
本気で自分が着たいと思えるもの。
他の人にも勧めたくなるようなもの。
もっと着てワクワク出来るような。
服=福だから。
作り手、買い手の双方がhappyに。
途中経過はnote、インスタ、Twitter等で報告します。
来年にはデビューできるように、、、
よろしくお願いします^^
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