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SDGsとは?【徹底解説】part2

こんばんわ!

今日は昨日に引き続き、SDGsについて書いていこうと思います!

昨日の記事読んでない方はこちらから先に読んで下さい!

昨日はSDGsの概要についてお話ししましたので、今回は「では実際今どんな取り組みをしているのか?」や「達成できてるのか?」など、少し掘り下げて書いていきたいと思いますので、ぜひご覧ください!

ではまず、世界におけるSDGsと達成状況について書いていきます。

まず、SDGsというのは、数値目標を定期的にモニタリングをしています。

その進捗をモニタリングしていく枠組みとして、国連ハイレベル政策フォーラム(HLPT=High Level   Political Forum)というものがあります。

具体的には、SDGs達成に向けての進捗状況を各国が自分たちで報告を行うというものです。

2017年の進捗報告では、ピコ太郎さんがSDGsのPPAPverを作り国連で披露した事でニュースにも取り上げられました。

また、2030SDGsカードゲームなどもあり、それを体験した多くの人が自分自身の行動が変わったと言っています。

そして、実際のSDGsの達成状況は目に見える形で表にしてまとめられています。

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見方としては、緑が達成で、赤に行くほど未達成を意味しています。

一つ目の表の真ん中あたりにJAPANがあります。

そこを見てみると、4つ目の「質の高い教育をみんなに」という項目だけ緑になっています。

これは要するに日本は義務教育があり、全国民に中学生までの教育を義務化していることから、緑になっているのでしょう。

ですが、それ以外の点ではまだ未達成のままです。

下の表はアフリカの国の表なのですが、圧倒的に上の表より、赤が多いことからまだまだ先進国との差があるように感じられます。

このようにSDGsの進捗状況はご覧いただけます。

では、次に日本におけるSDGsの動きを見てみましょう。

日本では、2016年5月20日に安倍総理が本部長、すべての国務大臣がメンバーになり、第1回「SDGs推進本部会合」が開催されました。また、それ以降も、毎年2回同じメンバーで開催されており、その中で日本におけるSDGsに関わることが決定しています。

「持続可能な開発目標(SDGs)の実施指針を本日決定しました。日本は、これまで、持続可能な経済・社会づくりのため、国際社会のモデルとなるような優れた実績を積み重ねてきています。今回決定した指針には、経済、社会、環境の分野における8つの優先課題と140の施策を盛り込みました。この指針で、世界に範を示し、持続可能な世界に向けて、国内実施と国際協力の両面で国際社会をリードしてまいります。
一点目は、国際保健の推進です。国際保健機関に対し、総額約4億ドルの支援を行う予定です。
二点目は、難民問題への対応です。今般、新たに5億ドル規模の支援を行います。
三点目は、『女性の輝く社会』の実現です。2018年までに総額約30億ドル以上の取組を行います。
来年7月には、国連で我が国の取組の報告も行う予定です。関係閣僚においては、今後も本実施指針の下、緊密に連携し、政府一丸で取り組むようお願いします。」

要するに、SDGs関連に9億ドルの支援、30億ドルの取り組み、つまり日本円にして4000億円を投資する発言しています。

これが日本のSDGsに対する姿勢を表しているものだと言えます。

また、2019年年初に発表した「SDGsアクションプラン2019」というものがある事をご存知でしょうか。

このSDGsアクションプラン2019の骨子は3つになります。

1.SDGsと連携する「Society5.0」の推進
2.SDGsを原動力とした地方創生、強靭かつ環境に優しい
魅力的なまちづくり
3.SDGsの担い手として次世代・女性のエンパワーメント

という3つです。

画像があるのでそちらも見てみてください。

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正直読む気になりませんよね?笑

この中身は要するに、1は経済やビジネスの観点から、2は地方創生の観点から、3は女性活躍推進、高校無償化、高齢化など主に人にまつわる観点から推測されています。

では、一つ一つ細かく説明していきます。

1.経済、ビジネスにおけるSDGs

経済、ビジネスの観点で一番インパクトがあったものは、間違いなく2017年11月に経団連が7年ぶりに行動企業憲章を改定したことです。その中で、Society5.0(ソサエティー5.0)というコンセプトのもとSDGsに本気で取り組む、と述べた流れを汲んでいます。

(行動企業憲章=企業が遵守、実戦するべき項目たして日本経済団体連合会が提唱している倫理規約のこと)

経団連は一部上場企業の7割が加盟していて経済界でもっとも影響力がある団体です。その経団連、つまりビジネスの力を使ってSDGsを実現していこう、というものです。

これまでは企業はどちらかと言えば、儲けたお金の一部、余ったお金を使って社会に良いことをやろう、という発想だったものが、SDGsでは本業を通じて儲けながら世界を変えていこう、という発想の大きな変換があります。ビジネスの力、お金の力を使って世界を変えていこうという現れでもありSDGsの可能性を感じる部分でもあります。

ちなみにSociety5.0とは以下で表現されています。
狩猟社会(Society1.0)
農耕社会(Society 2.0)
工業社会(Society 3.0)
情報社会(Society 4.0)
超スマート社会(Society 5.0)

人類がこれまで歩んできた社会に次ぐ第5の新たな会社をデジタル革新、イノベーションを最大限活用して実現する、という意味でSociety5.0が作られました。

2.地方創生におけるSDGs

SDGsが合意されて以来、各地域ではSDGsを活用して地方創生を実現していこうという流れになっています。2019年7月1日に発表されたSDGs未来都市はその1つの象徴的な動きです。31の都市が選ばれ、10都市には予算を付けて推進しています。ちなみにこの取り組みは2018年から実施されています。

SDGs未来都市とは、持続可能な都市・地域づくりを目指す自治体を選定し政府として予算もつけてサポートしていこうという取り組みです。

特徴的なものが、その取り組みを「経済」、「環境」、「社会」の3つの観点から持続可能性を見ているところです。

ちなみに、2019年7月に選定された都市一覧がこちらです。

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この選定された都市で各々取り組みを行なっています。

3.次世代・女性のエンパワーメントとしてのSDGs

そもそもSDGsはあまりにも広い範囲を全体的にカバーしているので、3つに分けることは困難なのですが、3は1の経済やビジネス、2の地方創生でカバーしにくい部分、特に人にフォーカスした内容になっています。

3でカバーされるキーワードは例えば、「働き方改革」、「女性の活躍推進」、「ダイバーシティ・バリアフリーの推進」、「子供の貧困対策」、「次世代の教育振興」、「健康経営の推進」、「感染症対策等保健医療の研究開発」などそれぞれが膨大な内容をカバーしています。

僕が前に書いたWEリーグの記事なんかもこれに関連しているのかなと思います。


今日はここまでとして、次回は世界におけるSDGsの取り組みなどを説明していきたいと思います!

少し難しいと思いますが、一人一人が行動を少しでも変えていく事で世界は変わると思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
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ではまた明日!

Jun Ioroi


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